平成19以前の映画・演劇・他    読書

映画・演劇・その他

ジャンゴ-繋がれざるもの- ★★★★☆ 25.08.10 Sat

 いかにもタランティーノの作品。小気味がいい。小気味とは切れ味。暴力、ユーモア、反強者、反模範。実に小気味よく展開する。音楽も歯切れがいい。昔のマカロニ・ウエスタンのようなタッチだが、そこはタランティーノ。敵を敵として、観てるほうに憎しみを抱かせるキレが強い。主人公のジェイミーフォックスの縁起がいいのか、敵役のレオナルド・ディカプリオがいいのか、助演のクリスト・ヴァルツがいいのか、とにかくこいつらは殺されて当然なんだ、と観てるほうの感情も爆発する。もっとも、殺さなくても」いいじゃない、って道連れもいることはいるのだが。
ローンレンジャー ★★★★ 25,08,03 Sat
 60歳前後の男、いや世代必見。懐かしの主題曲を聴けば、無条件反射でハイヨー、シルバー!」を思い起こすに違いない。何事も受け入れた幼いころの興奮を思い起こすだけで、十分な価値がある。当然、現代のローンレンジャーは、大西部を縦横に駆け回る。白馬に乗って。デスニーらしい、ウイット、ユーモアが効いた大活劇。大人も楽しめる。「風邪たちぬ」と同様、この夏必見の映画。
エンド・オブ・ホワイトハウス ★★★★ 25.06.30 Sun
 印象をいえば、『24』の劇場版というか、『ダイ・ハード』のリメイク版というか。単純に楽しめる。映像も、CDを駆使し、さすがハリウッド。うっとうしい梅雨時に観るにちょうどいい。家族愛、友情、愛国心、使命感、不屈の闘志、アメリカ人が愛してやまない心情がエンディングまで溢れ、ところどころでホロリともさせられる。シークレット・サービスたる主人公マイク・バニング役のジェラルド・バトラーが、時折みせる優しさが、悪に対する憎悪がまことにハマり役。★★★☆が妥当なところなんだが、バトラーの演技が、★をアップさせた。
ローマ ★★★★ 25.06.23 Sun
 2シーズン22話のテレビ・ドラマ。時代背景は、紀元前52年からの共和政のローマ。カエサルの第13軍団の兵士ルキウス・ヴォレヌスとティトゥス・プッロを主人公に、共和政の崩壊と帝政の誕生を描いた歴史大作。史実かどうか、事実かどうかは別にして、長尺であるからこそ、複雑なストーリーが生き、当時の庶民の生活様式が丁寧に描かれる。まさに総製作費200億円以上をかけた作品だけあり、飽きることなく最後まで。この夏休みにおすすめ。Huluで観ることができる。
オブリビオン ★★★☆ 25.06.08 Sat
 良くも悪くもトム・クルーズの映画。いたるところにデジャブに溢れている。『猿の惑星』、『2001年宇宙の旅』、『スター・ウォーズ』。スター・ウォーズの制作当時、黒沢作品がそうであったように、いずれも映画として古典。ある意味ではTTP(徹底的パクリ)作品といえる。でも、けなしているのではない。映像は、これらの作品に比べてはるかに進んでいる。実に美しい。世界観も引き継いでいる。エンディングも、いかにもハリウッドらしくまとめている。十分に楽しめる。共有されている世界観を映像化すると、どうしても既視感が邪魔するのかもしれない。とにかく、観て損しない。時間もお金も。
カルロス ★★★☆ 25.05.26
 伝説のテロリストカルロス(イリッチ・ ラミレス・サンチェス)のテロ活動と逮捕までの20年間をフランステレビ界が製作し、昨年、映画映像として劇場公開された。時間の都合がつかずDVD。なんせ5時間半。月曜の夜に見始めたら、おかげで徹夜。一気に見せてくれる。当時の国際情勢の文脈のなかで、実話をアクション映画として、テンポ早く描いている。映画そのものに、政治的メッセージは込められていない。単に、アクション映画として楽しめるかどうか。DVDのせいであろう、映画館で観たかったとの悔やみが残る。

 ◆L.A.ギャング ストーリー ★★★★ 25.05.06

 カーチェイス、パンチアップ・ファイト、ガン・ファイト、マシンガン・ファイト等のアクション・シーンてんこ盛り。熱い男気、そんな男以上に、強さと優しさを滲ませる女の心意気。まさにロス市警がキレている。なんといってもライアン・ゴズリングの気障なクールさが沸騰点に達している。『ドライヴ』の主演で一気にクールなアクション・スターとして開花した彼は、ゴズ様としてこの日本に君臨する日はきっと近い。
◆『カルテット!』★★★★☆ 25.04.29
 これはもうご機嫌な映画。ダスティ・ホフマンの初監督であるから、監督の好みや癖はよく分からない。ただ、俳優ホフマンから想像される映像とテーマ。テーマはユーモアとリセットとリゴレット。人生に音楽があり、語り合う友がいれば、いつでも主役の舞台がそこにある。歳をとるのも悪くない。

◆『ジャッキー・コーガン』 ★★★★ 25.04.29

 ブラッド・ピットは、幅広いというか不思議な俳優である。セブンのデイヴィッド・ミルズ、ファイト・クラブのタイラー・ダーデン、トロイのアキレウス、Mr.&Mrsのスミス、オーシャンズのラスティー・ライアン、バーン・アフター・リーディングのチャド・フェルドハイマー、イングロリアス・バスターズのアルド・レイン中尉、そしてジャッキー・コーガン。演じるキャラクターは幅広く、クール、ホット、フールと幅広い。でもブラピであることが崩れない。で、ジャッキーコーガン。これは、これまでになかった新たなブラピの誕生である。ブラッド・ピッド49歳にして創りえたキャラクターである。そういう意味では、本作はジャッキー・コーガン誕生物語といえる。おそらく次作がでるだろうが、期待できる。

ヒッチコック ★★★★ 25.04.06

 我々の世代で映画好きならヒッチコックというハリウッドの監督のことは、あのテーマミュージックとともにその名を強く記憶に留めているだろう。強烈な体躯とキャラクターとにより、当時巨匠と評価されアカデミー賞を受賞したエリア・カザン、ウイリアム・ワイラー、ビリー・ワイルダーよりも伝説化している。確かに、サスペンス映画では、社会や人物は描けない。だから映画栄術としては一段低く見られていた。そのサスペンス映画をB級カテゴリーからA級へと押し上げたのがヒッチコックである。そのヒッチコックが、じつはその妻アルマが創りあげた巨匠であった。が、この映画。そのことが、かれの代表作『サイコ』の製作過程を通して描かれる。実にサスペンスフルに。映画製作の舞台裏もよく分かる。なによりも、ヒッチコックがあんなに太っていた理由もよく分かる。ヒッチ、そんなにカロリーの高い食べ物で、そんなにカロリーの高いブランデーを、のべつまくなく朝から口にするんじゃない。★四つは、やはりアンソニーにレクター博士のイメージがつきまとうから。別に、ミスキャストというわけではないのです。

◆真実の行方 ★★★★☆ 25.03.31

 エドワード・ノートンという俳優がいる。『ファイト・クラブ』でブラッド・ピットと、『スコア』や『ストーン』でロバート・デ・ニーロと共演し、主役を上回る存在感を示す、はた迷惑な俳優である。その彼が、27歳の1996年にリチャード・ギアと共演し、映画デビューしたのがこの『真実に行方』。これはもう、ノートン抜きには映画化できない。ストーリーは、文句なしにデジャブにあふれた法廷もの。こうなるだろうとの予測はついても、裏切ることなくストーリーに引き寄せられるのは、アーロン役のノートンが時に表わす恐るべき気迫と弁護士役のリチャード・ギア47歳の色香ただよう演技。いい映画は、いつ観てもいい。いいものは腐らない。原題は、『Priamal Fear』うまく訳せないが、この方が合っている。いつものことだが、原題の方が的確だ。ちなみに、ウキペによればアーロン役のオーデションにはデカプリオもエントリーしていたらしい。
◆ラスト・ターゲット ★★★★★ 25.03.24
 確定申告が終わり、ここのところビデオ三昧で過ごしたので、久しぶりにピントはずれの感想文を書きたくなった。10年に制作されたジョージ・クルーニー主演の映画。あのジョジ・クルが暗殺者に扮するのである。申し分のない暗殺者を演じているのだが、やはりジョジ・クルには、孤独な暗殺者にならねばならない過去が感じられないのである。ハーバートかイェールを出て、マンハッタンでビジネス・チームの、またはシカゴで医療チームの、ちょいと崩れてもラスベガスでカジノから大金を盗むチームのリーダーになる、それなりに恵まれた人生を送ってきたろうというイメージが付きまとう。そう、孤独を産み出す悲惨さが彼の佇まいから感じ取れないのである。ここが、どうしても引き裂かれるような暗殺者の孤独をジョジ・クルに見いだせない、私の理由である。ストーリーも、結末も、古典といっていいほど想定内である。だからといって、失敗作なのかというと全くの否である。後半になると、あのイタリア美人女優ヴィオランテ・ブラシドが登場し、特にカフェでの出会いから、一気にラブ・ストーリーへと加速する。こうなると、天下のジョジ・クルである。あの優しそうな、温かそうな、悲しそうな、さみしそうな眼差しが、ブラシドの大きな瞳と絡み合うと、観ている方はクルーニー・ワールドへと引き込まれる。やはり孤独なのである。愛されること(大事にされること。優しくされること。)を拒んできた生き方に区切りをつけ、大事にし、優しくする相手を見つけて、見つめるジョジ・クルの全身から出る静かな想いの表現は、彼を見てしまうと、他の俳優では演じきれない。ここは、トム・クルでもだめなのだ。イタリア南部の田舎町を舞台にして描きたかったのは、題名の『ラスト・ターゲット』に現わされる暗殺者の生き方ではなく、タイトル・ロールに表れる『The American』である。イタリアの地方の町の美しい女(ブラシド)からみた、愛した男との出会いの結末なのである。

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2020年

11月

10日

20.11.10 Tue

 今日。久しぶりに発した言葉。理想は高く、妥協は早く。部下にです。

2020年

11月

09日

20.11.09 Mon

 気がつくと11月。かの国の大統領選に気がとられているうちに瞬く間に秋が深まる。まあ、そんなに興味があるわけでもなく、かの国の大統領が変わったとして、わが身になにがどのように影響するのか考えたこともないのですが、ともかく不思議であります。日本のマスコミを通じで受けた印象からすると、何が故にあそこまで接戦になったのか。ときどき、我が国民の民度が問題になることがありますが、かの国の国民の民度は問題ないのでしょうか。いや、問題はないのです。おそらく不思議ではないのです。彼にもいいところはあったのでしょう。ぼくにはわからないだけで。

2020年

10月

29日

20.10.29 Thu

 牛タンが食べたい。ということで某デパートレストラン街へ。大盛牛タンとビール、これは、神の祝福か悪魔の誘いか。プハァ~、ビールがうまい。こんな日はいい日に決まっている。

2020年

10月

22日

20.10.22 Thu

 神は存在するか、ではなく、神を信じるか、でもなく、神はいた方がいいか。そりゃ、いた方がいいに決まってる。なにかと、便利だろうから。じゃあ、神はいるんだ。そう思うようになった。ようは、神も仏も、あまり期待しないことでしょうね。

2020年

10月

17日

20.10.17 Sat

 すき焼き、焼き鳥、寿司を食した一週間。当然、体重は増加します。医師からは、減量の厳命を受けているのですが。明日はウナギです。

2020年

10月

08日

20.10.08 Thu

 サンマ定食を食べながら涙ぐむ。こんなにも痩せちゃって。俺の知ってるサンマじゃない。もっと太るまでもう食べないよ。

2020年

10月

04日

20.10.04 Sun

 いやはや涼しいです。すっかり秋です。秋といえば新潟。しかも、見附市。見附城跡の麓で生まれたものですから。といっても、単なる小山で、城跡なんかなんにもなかったような気がします。いまや、縁戚も知人もいない見附ですが、GOTOなら大阪よりも見附に行きたい。ほんとうに、田園や雑木林以外は、何ら特徴もない普通な田舎なんですが、どういうわけか、立派な料亭だけはあるのです。だから行きたいのではないですが。