17.2.28 Mon
確定申告書の出来上がりを今か今かとお待ちのお客さんには大変恐縮いたしますが、午後6時過ぎには、当事務所のスタッフは上野キムチ横丁で焼肉を突っついておりました。忙中閑ありです。月末恒例の事務所食事会。明日から一層のサービス展開をお約束するということでご堪忍いただきます。しかしいよいよ春。暖かい一日でした。
17.2.27 Sun
朝3:00時に起きて仕事に取り掛かる。今日は、自宅でレポート2本の作成。来年の商法改正を見据えた企業組織の在り方は、非公開会社の承継はどう在ればよいか、なんてことをモーツアルトのBGMで考える。モーツアルトの曲には癒し効果があるとの説があるらしいが、確かに私の定番のBGMである。モー君には悪いが、気が散らないというか、聞いているという感覚である。ベートーベンは聴くという感覚のようだ。BGMにはチトしんどい。午後はスウィート・ボックスを聴く。物置のような部屋で一日が過ぎていく。春めいた一日。来週は湯島天神の梅祭りにでも立ち寄ろう。
17.2.26 Sat
今日は、赤坂から葛飾柴又。一日のうちに東京を二つ味わう。葛飾柴又の帝釈天は、題経寺といい、日蓮宗中山法華経寺の門末である。私は学生時代、柴又とは江戸川を挟んだ向い側の市川市、しかもその法華経寺の近くに住んでいた。あの頃は寅さんの全盛期でもある。時間も持て余していた。寅さんの映画を観ては柴又にやってきた。学生時代は苦学生ではなったが、酒代を稼ぐためにいろんなアルバイトをやった。旅行なんかに行ったことはなかったが、学生の分際で其処此処の飲み屋には出入りした。たしか、柴又でもヘベレケになった記憶があるが、ハテどこの店だったろうか。働くようになって川魚料理店川甚で幾度か会食をしたが、飲むのならば場末の居酒屋がいい。一店マックス45分、3から4軒をハシゴする。そんな飲み方をしてみたい。せっかく夕方に、柴又まで出かけ真っ直ぐに事務所に戻っただけに、やたら飲み屋が懐かしい。早く確定申告期が終わらんかいな。
17.2.25 Fri
福田和也の『イデオロギーズ』を読んでいて、思わず手をたたいた。学生に「何故、思想史なんか勉強するのですか」と尋ねられたら、「お前のようなバカにならないようにだ」と応えたいとあった。好漢福田教授のことだ、慶応の講義で言ったこともあるのだろう。我々の世代で学生運動の盛んな頃、教授を捕まえた団交というものがあった。ある教授に「専門バカ」と発した学生に向って、「君のようなバカ専門よりいい」と応えた先生がいた。自分の生き方に自信を持ちたい。
17.2.24 Thu
珍しく終日事務所にいた。昼に事務所向かいの料理屋「たむら」でメンチカツカレーを食べた。私はカレーに弱く、メンチカツにすこぶる弱い。たむらではデビューしたばかりのメニューで、初めて気が付き、刺し身定食と言おうと思って出た言葉がカレー。メンチとカレーのコラボレーションに本能的に反応したのだろう。結果は大満足であるのだが、カウンター越しに、女将が大きなお皿にご飯を盛るのが見えた。まさか、カレーではあるまいと思ったそのまさかであった。大食いの私がたまげた。女将のキップのよさは分かっていたが、カレーのご飯にまでその気性を出すことはあるまい、と思うほどのご飯の大盛。おおきなお皿の縁からカレーのルーがこぼれている。ご飯は小山のようにとんがっている。メンチが山の中腹に引っかかっている。大袈裟ではあるがそんな情景。食べていて後半戦はややくたびれたが、質・量とも大満足。一度、挑戦においでくだされ。ここの女将はえこ贔屓をしない。おしんこ、味噌汁、ひじきにサラダ、おまけにデザートがついて880円。
17.2.23 Wed
今日は税理士記念日、らしい。日本税理士連合会が1969年に制定したという。現行税理士法の前身税務代理士法が1942年に制定されたことを記念したようだ。毎日が何かの記念日である日本にあって、稼業人でもある私も恥ずかしくなるぐらいマイナーな記念日であろう。ひょんなところに記されてあって、私も初めて気が付いた。ところで、一体記念日にはどのようなものがあるのであろう。世に日本記念日協会という団体がインターネット上にある。その権威のほどは不明であるが、それによると今日は、ふろしきの日であり富士山の日でもある。税理士記念日より富士山の日のほうが、はるかに語呂がよろしい。
17.2.22 Tue
日が長くなった。ついこの間までは16時30分というと暗かったが、今は18時近くになっても薄明るい。立春とはよく言ったものだ。2月になると日一日と明るさが増していく。今月も後一週間で、3月である。梅を感じる前に桜便りが聞こえてくる。税理士でなくとも年明けから3月までは慌しい。慌しいが、訪れる春が待ち遠しくて心はだんだん軽くなる。体は相変わらず重いのであるが。
鴬のとなりに細きいほりかな 子規
雀より 鶯多き 根岸かな 子規
正岡子規の庵跡は台東区根岸にある。当事務所から歩いて10分。とてもじゃないが今の鶯谷の風情は子規の句とは程遠い。
《私の好きな下町とお店》の《その他地区》に『おどり』を追加しました。
17.2.21 Mon
幕末の彰義隊副頭取天野八郎の辞世の言葉は「決して香車に恥じず」である。退くことのなかった生き方を表している。勝海舟の最後は「これでおしまい」である。歌舞伎作者の河竹黙阿弥は「今日はいよいよいくぜ」であったという。いずれも悔いのない生き方をした結果であろう、死に臨んで従容としている。私のような煩悩に溢れた人間には、到底発することはできないが、叶うことなら「お先に」位のことはいってみたい。こういうどうでもいいことを考え出したということは、忙しくなってきた結果である。確定申告真っ盛り。
17.2.20 Sun
普段出歩くことの多い私は、土日に身辺の整理をしないと机の周りはエライことになる。人間の造りがやや雑にできている私は、どうも整理整頓ということが不得手である。花粉攻撃にさらされながら、午後半日事務所で机の整理をしたが、奮闘の割には大した変化がない。机の周りを常に整理しておくには、なにか才能が必要なのであろうか。
≪雑読・濫読メモ≫に『事物はじまりの物語』を追加しました。
≪雑読・濫読メモ≫に『さまよう刃』を追加しました。
17.2.19 Sat
千葉には花粉が少ないのか、自宅にいると症状が楽である。実は、昨日の朝に仕事に出かけ、風邪、花粉にもかかわらず帰宅したのは今日土曜日。これじゃ治るものも治らない。ということで、風邪を完治させるため今日は自宅を一歩も動かないと決めた。普段、テレビを見る機会がないが、今日は久しぶりにテレビでゆっくり観た。出てます出てますホリエモンが。私は、ホリエモンに好感をもっている。何か爽やかなのだ。プロ野球のときといい今回のニッポン放送の問題といい、堂々と正面から仕掛けていく爽やかさを感じる。彼に談合体質を感じない。ミキタニ君と違い愛嬌もある。フジテレビもニッポン放送の株問題がなければ、ホリエモンを問題外として玄関払いで終わらせたであろう。ここまでフジを慌てさせていることにエールを送りたい。世間を騒がせればいいというものではないが、既存の枠組みに穴を開けたことは事実だ。こんなことから新しい枠組みが創られていくのであろう。ホリエモンが失敗したとしても、彼がこじ開けた穴はもう塞げない。この穴から新しいビジネス・モデルとビジネス・センスが噴出してくるの違いない。そのような穴はいたるところに開いている。もっとも私は、根回し、談合、折衷折半の世界が得意だが。
17.2.18 Fri
去ったはずの風邪が花粉とともにやってきた。ここ3日間、私の首から上はまったく機能しない。眼が、鼻が、もともと自分で自由にならない頭がさらに機能不全。よってここまでが限界。もう寝ます。
17.2.17 Thu
日本料理は味を引き出し、フランス料理は味をつける。ハハ、どちらも美味しければいいんですが、素材を人材とすると、その人の味を引き出したい、というか素材を味わいたい。人に手を加えてはいけません、引き出し、そして味わう。酔った頭で今そう思っているんですが、如何でしょうか。もとより私は、味をつけるほどのソースは持ち合わせていませんから。残念!!
17.2.16 Wed
一体、悩みの数はどのくらいあるのだろうか。人間には精神安静の邪魔になる煩悩が108あるというが、若きウェルテルやハムレットのような悩み、今月末の資金繰りの悩みや足にできた水虫も悩みは108のなかに含まれていないのではないか。百八煩悩の中身は難しくて理解できないのだが、少なくとも人間の悩みの種は108では終わらないと思う。ただ、歳とともに少なくなるのではないかと想像している。とすれば、人間の悩みの数は何歳の時がピ-クであろうか。もとより悩みは量ではなく質の問題であろうが、少なくとも私の悩みの種の数はピークを過ぎた気がする。
17.2.15 Tue
今、手元に「事物はじまりの物語」(吉村昭)という本がある。先日出版されたばかりで、まだ読んでいない。物事には始まりがあるが、そのことについて書かれている。「始まり」と似たものに「初めて」がある。あいもかわらず、食べることと飲むことの話で恐縮だが。皆さんは、初めて食べてその記憶が鮮烈に残っている食べ物、と問われていくつ想い出すであろうか。あくまでも初めての記憶である。私の記憶は「餃子」と「グラタン」である。それ以外は、初めて食べた時の記憶があまりない。餃子は、高校の卒業式前に大阪の食堂で初めて食べた。場所も店も覚えている。口にしたとたん体がシビレタ。凝り性の私は、その後、餃子ばかりを食べていた。グラタンは、大学を卒業した年の、これも春である。千葉は市川の喫茶店で初めて食べた。これも口にしたとたん、脳髄に衝撃が走った。その後、その喫茶店ではグラタンばかりを食べていた。餃子とグラタンに関しては、私は奥手だった。そのくせ二日酔いの初めては、高校3年生の夏休み、担任の教師に連れられて、大阪は十三の立ち飲み屋をはしごして、したたかに飲み、そのまま先生のご自宅で酔いつぶれたその翌日のことである。今はもう時効であるから披露するが、そのときの担任の先生は、私に酒飲みの資質を見出し、その飲み方を教えたかったのであろう。私も一晩では覚えきれないので、そのまま居候のように先生の自宅に何日か居座った。古きよき時代の話である。
17.2.14 Mon
昨日は、京王プラザでクライアントの創立記念パーティに出席。昼間からグイグイと飲んでしまった。おかげで今朝は頭が痛かった。最も今日は、頭の痛くなるような仕事が待っていたので、ちょうど頭の痛さが麻痺して良かったといえば良かった。二日酔いのときに時々思う。どんな悩み事も、二日酔いの辛さの前には消し飛んでしまう。なんだ、俺の悩みはその程度のものかと。要するに考え過ぎるのは良くないということだろう。ところで今日はバレンタイン・デー。恋人たちの守護者・聖バレンティヌスを記念する日らしい。わたしにはまったく関係のない記念日である。
17.2.13 Sun
幕末から明治にかけて、山岡鉄舟という侠気ある人物がいた。西郷と勝海舟との会見を設定した。江戸無血開城の立役者である。明治天皇の教育係でもあった。この鉄舟先生、金貸しから1,000円を借りた。数日後、証文を書いてくれるよう要求され、あり合わせの紙に『なくて七癖 わたしのくせは 借りりゃ返すがいやになる』と大書して渡した。当然、金貸しはあきれた。しかたなくその書をもちかえり、ある人にみせると、『書といい、文句といい、まことに絶品だ』といって、1,000円でゆずってくれと頼まれたそうだ。金貸しは売らずに家宝にしたという。日曜日にはこういう話が良い。なお、鉄舟先生が1,000円を返したかどうか知らない。
17.2.12 Sat
暖かい一日。事務所にいてもエアコンは要らない。春を感じる。のんびりと夕刊を読んでいてタマゲタ。あのウツボの料理が紹介されていた。アンコウを最初に食べた人でさえ私は尊敬している。ウツボとなればなおさらだ。紹介されているところは熊本県天草。ほかにも美味しい魚の獲れるところである。よほど美味しいに違いない。どうも三重県志摩半島、高知県須崎市周辺、千葉県館山市周辺あたりでも食習慣があるらしい。ウツボといえば海のギャングである。人間の胃袋は凄まじい。
17.2.11 Fri
朝湯に朝酒。旅先の贅沢。しかもオーシャンビューの宿。このような日にエラそうなことを申しあげて恐縮だが、近頃の企業の人事を見ていて、リストラの得意な人がトップになっているのではないかと気にかかる。コストカットは利益をもたらす。それはそれで大事なことであるが、新しい価値を産み出すわけではない。松下、井深、盛田、本田、豊田、井植、稲盛等など、夢を追って新しい価値を求めてきた人々だ。まさに今日は建国記念日。日本は「建国」の気概を忘れてはいけない。朝湯朝酒のゆとりは、考えることが創造的になる。
17.2.10 Thu
今日は熱海で宴会。本当に久し振り。昭和50年代の前半は、社員旅行などで幾度か行ったが、社員旅行の衰退とともに熱海も衰退したようだ。今や尾崎紅葉の金色夜叉の舞台といってもピンとこまい。『共に歩むも今日限り 共に語るも今日限り 宮さん 必ず来年の今月今夜 この月は僕の涙でくもらしてみせるよ』(新派)なんてセリフもクサイのかシツコイのか、今や絶対に受けない。受けはしないが、振られた男の捨て台詞としてはケッコウ決まっている。少なくとも脅迫しないところがいい。できれば高倉健のように、『幸せにな』てな感じで去りたいが。
≪私の好きな下町とお店≫の≪その他地区≫に『ラ・ステラ』を追加しました。
17.2.9 Wed
昨日の川柳に続き、3年ほど前に私のメールに入ったジョークのうち幾つかを紹介したい。当時「幸福のメール」と呼ばれて飛び交っていたようで、友人から送られてきた。最近ドイツ人もジョークを解するようになったというが、まだまだ世界最高水準はロシアと思われている。以下にご紹介したものを読めば、我が国も決してロシアに負けていない。日本人のクオリティの高さを誇れるはず。
●先日、ぼくが友達とファミコンをしていると 通りかかった母が、
「おまえたちはいいねぇ、毎日がエブリデイで」
と言った。
母はいったい何がいいたかったのだろぅ・・・・。
●家族揃って夕食をとっているとき、何かの拍子に怒った父が、
「誰のおかげでメシが食えると思ってるんだ」
と言おうとして、
「誰のためにメシ食ってんだ!」
と怒鳴った。
私と姉は「自分のためだよ」と答えた。
●夫婦ゲンカのとき、父が母に
「バカモノ!」
と言うのを、間違って、
「バケモノ!」
と怒鳴ってしまった。
ケンカはさらにひどくなった。
●うちの母は、頭が痛くなると氷でおでこを冷やします。先日も夜中にかなり痛みがひどくなり、暗闇の中をフラフラしながら台所へ。
冷凍庫から、あらかじめビニール袋に入れてある氷を取り出して、おでこにのせて眠りました・・・。
翌朝、目が覚めてみると、母の枕元には解凍されたイカが転がっていました。
●甘味屋さんで、母は田舎汁粉を、私は御膳汁粉を頼みました。
店員さんが、
「田舎はどちらですか?」
と聞いたら、母はとっさに、
「はい、新潟です」
と答えてしまいました。
●先日、父は、男にフラれて落ち込んでいた姉をなぐさめようとして、
「おまえ、人間は顔じゃないぞ」
と言うところを、
「おまえの顔は人間じゃないぞ」
と言ってしまった。
●先日、父はメガネを作りに行った際、
「無色ですか?」
と店員にレンズの色を聞かれると、何を勘違いしたのか、
「いえ、銀行員です」
と、自分の職業を答えていた。
●修学旅行中、金沢の兼六園を訪れた時、
看板に「鯉の餌 10円」
彼は10円玉を投げていた。
●課外研修でバスで移動した時、バスの入り口に「後乗り」とあった。
彼は後ろ向きでバスの階段を登っていった。
●夕食後、テーブルの横でうたた寝をしていた父がうなされていたので、私は母と、
「悪い夢でも見ているのかな?」
と話していると、突然、
「ライダー、助けてっ!」
と父が叫んだ。
ちなみに父は56歳です。
17.2.8 Tue
才一生命による恒例の「サラリーマン川柳コンクール-私が選ぶサラ川ベスト10-」が始まった。100句のなかから投票で10句が選出される。今年で18回目。100句を読んでいて、わが日本人の洒落っ気に思わず手をたたく。このセンスは世界標準ですな。以下、私が選んだ4句。みなさんも参加してみませんか。第一生命のホームページから投票できます。
出社拒否 ぜいたくいうな 俺がゆく く・も
席ゆずり 二人座られ ダイエット 栄養過多
もう一杯 仕事に生かせぬ 其の粘り 評定者
つい癖で クラス会でも 鯖を読む 美人OL
ちなみに、過去一位に選定された作品を挙げると以下のとおり。
「課長いる?」 返ったこたえは 「いりません!」 ごもっとも
タバコより 体に悪い 妻のグチ -小心亭主-
デジカメの エサはなんだと 孫に聞く 浦島太郎
ドットコム どこが混むのと 聞く上司 ネット不安
プロポーズ あの日にかえって ことわりたい 恐妻男
連れ込むな! わたしは急に 泊まれない 紫武都
ボディコンを 無理して着たら ボンレスハム となりのトトロ
17.2.7 Mon
今日は、午後から九段方面。そのままクライアントと会食。今週は会食が続く。金曜日には泊り込みで宴会。いやはや、財布と胃袋どちらが先にくたばるか。
17.2.6 Sun
二日間の雲隠れ。といっても気持ちだけの雲隠れ。レイ・チャールズ、マイルス・デイビス、ジョン・コルトーンを終日聴く。ラドラムの小説は読めなかったが、のんびりはした。昨日の『オペラ座の怪人』に引き続き、今日もアメリカ文化に浸りきった一日。そういえば、今日仕入れたジョークをひとつ。ブッシュ大統領のエール大学での成績表は、国家秘密としてCIAが大学から持ち去ったというが、そのブッシュ大統領は神童だったそうだ。なんと、10歳にして現在の知性と理解力を有していたという。明日からは、また時間が音を立てて過ぎていく日々が始まる。頑張りましょう。
≪雑読・濫読メモ≫に『巨眼の男‐西郷隆盛(三)』を追加しました。
≪雑読・濫読メモ≫に『歌舞伎町シノギの人々』を追加しました。
≪雑読・濫読メモ≫に『江戸時代を〔探索〕する』を追加しました。
17.2.5 Sat
寝台列車「あさかぜ」がこの2月をもって廃止になるという。昔、大阪~東京の夜行列車「銀河」があった。大阪・東京とも夜に出発し朝に着く。学生時代は、新幹線ではなく銀河を良く利用した。東京から大阪に帰るときは、たびたび名古屋で途中下車し、近鉄に乗り換え好きな奈良を訪れた。土曜日の夜に東京を発ち、日曜日一日奈良を巡り、月曜日の朝に東京に戻ったこともある。夜行列車で多くの人々と知り合った。若者には、夜行列車を楽しむ余裕と貧しさが必要だ。何故、夜行列車がなくなるのか。世の中、あまり便利にならなくていい。
《映画・演劇・音楽・演芸》に『オペラ座の怪人』を追加しました。
17.2.4 Fri
クシャミをしない、アクビをしない、レイバンのサングラスが良く似合う。これは男(ハードボイルド)の最低条件。これで、タフで優しければ、生きていく能力と資格を得ることができる。さて今日の私はというと、クシャミをする、アクビがでる、レイバンではなく老眼鏡がよく似合う。階段を昇る前にエレベーターかエスカレーターを探す。せめて優しさぐらいはもちたいが、これもおぼつかない。完璧な日本の小父さんである私の明日からの週末は、久しぶりに、ロバート・ラドラムの小説を手にし、パソコンを抱えての二日間の行方不明、というより引きこもり。仕事なんかしねえぞ、と思っても、パソコンのなかには未完の仕事が詰まっている。ニッポンのオジサンは小心者だ。果たして仕事を忘れることができるのか。みなさん Have
a nice weekend !!
≪雑読・濫読メモ≫に『金融夜光虫』を追加しました。
17.2.3 Thu
今日は節分。冬の節から、春の節に移る分岐点。明日は立春。
節分や 鬼もくすしも 草の戸に 高浜虚子
そういえば、鰯の頭や柊の枝が、各家からなくなった。そのうち豆撒きもなくなるかもしれない。昔の風情を懐かしむのは、時代からズレ始めているのか、それとも時代がおかしいのか。
17.2.2 Wed
寒波襲来。東京も冷え込んでいる。「冬来りなば、春遠からじ」という。イギリスの詩人シェリーの言葉だそうだ。今日の寒さは、春を予感させる寒さである、と言っておこう。でも、寒いぃ~。
17.2.1 Tue
終わったと思うとまた始まる。これが良い。終わったままだと、明日がないということだ。と言うことで、1月が終わり、2月が始まった。胃痛、頭痛と続いた体調も、月が替われば消滅、回復。もはや昨日のことについて、そんな昔のことをいわれても、と言いたくなるような慌しさのなかにいる。まさに音をたてて時が過ぎていく。