19.6.30 Sat
赤坂見附から入谷に戻ったのが12時。久しぶりに伝助Ⅱ号で帰宅。ジーンズに着替えレイバンのサングラスをかけるものの、まったく似合わない。それでも車内は一人、このファッションのまま強行突破で自宅へ。午後は、最近定番のパソコンで映画。Gyao配信の「夕陽のガンマン」。クリント・イーストウッドもいいが、リーバン・クリーフが渋い。1966年の制作。吾輩15歳の時ではないか。二人で、バッタバッタと悪党を射殺するのであるが、血が流れない。白シャツの男が数発の弾を浴びてのけ反り、全身がアップになるのであるが、血の海どころか一滴も血が流れていない。いやはやわが世代は、おおらかな枠組みのなかで育ったもんだ。サァ、久しぶりに自宅で飲むぞ。明日はまた仕事で埼玉だ。
19.6.29 Sat
ものには限度というものがある。この限度というのは、租税理論でいえば「予測可能性」とでもいうおうか、昨日今日の蒸し暑さは予測の範囲外である。限度ちゅうものがあるだろう、と言いたくなるほどの蒸し暑さ。サラエヴォや盧溝橋にける「一発の銃声」も6月23日と7月7日。不謹慎かもしれないが、蒸し暑さは人の判断を狂わせて戦争まで引き起こした?しかし、事務所月一の食事会でビールに焼き鳥。満足して一日を終える。人間とは不思議なものだ。
19.6.28 Fri
午前は品川区の戸越、夕方から足立区竹ノ塚。今日は東京を南北に移動。東京は広い。21時過ぎに事務所に戻る。車中で読んでいた「現代の貧困」を引き続き読み、しばらくして事務所向かいの「たむら」で夕食。今日も一日が終わる。
19.6.27 Wed
いやはや暑かった。スーツを脱いだ時の解放感が堪らない。この解放感は、鬚剃り後の爽快感とともに男でなくては分らない。いや男というよりも、肥満型体系の特権である。もっともこんな特権よりも、もっと減量したいが。とはいえ、シャワー、ビールとくれば夏の暑さも悪くない。でも暑い。
19.6.26 Tue
朝事務所を出て御徒町。そして津田沼。そして事務所に戻る途中、錦糸町で降りてくまざわ書店。いやはや蒸し暑い。こんなときは映画館で涼めばいいのに、パチンコより安上がりなのにと、お角違いな不満を思いながらシブシブと夕方に事務所に戻る。映画といえば、最近テレビで放映していた「レジェンド・オブ・メキシコ デスぺラード」で、アントニオ・バンディラスが猛烈な勢いで人を殺していた。映画史上では、クリント・イーストウッドが最も人を殺しているのではないかと思っていたが、この勢いだとバンディラスが追い越しそうだ。そんな発見を劇場で感じたいのだが。
19.6.25 Mon
午後、PC基板のスペックと価格について韓国メーカーと打ち合わせ。他の機会でも感じたが、たしかに韓国、台湾のIT技術力は優秀である。しかし、経済の国際化を身近に感じるし、日本はもっとアジアに目を向けなければ。二泊三日で5つのミーティングをこなせる距離にある。近所付き合いは大事にしなければ。
19.6.24 Sun
午後浦和で打合せ。そのまま食事。21時に事務所に戻る。いよいよ6月最後の週。半年が過ぎるのか。
≪雑読・濫読メモ≫に『幕末維新の暗号』を追加しました。
19.6.23 Sat
今日は沖縄県慰霊の日。昭和20年のこの日、日本国陸軍第32軍司令官牛島満が自決し組織的戦闘が終結した。6月13日には、「沖縄県民斯ク戦ヘリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の電文報告で有名な海軍太田実中将が自決している。太田中将は穏やかで包容力に富み、小事に拘泥せず責任感の極めて強い人物で、いかなる状況に遭遇しても一言の不満も漏らさず人を誹謗するような言行動は絶えてなかったと言う。彼の電文報告を読めばわかる。教科書での記載で揺れている沖縄戦、何が事実であったかは。
19.6.22 Fri
赤坂不動尊横の「うまや」にて中年男4人でランチ。そのまま駒沢大学に赴き、夕方は再び赤坂見附。傘にカバンを手に持っていては、せっかくの夕闇の赤坂を粛々と通り過ぎて事務所へと帰る。そういえば最近は、夜の繁華街を徘徊することが少なくなった。新宿、渋谷、池袋、銀座なんてとんとお呼びじゃなくなった。もっぱら浅草、上野の地元暮らし。すっかり下町の親父になった。
19.6.21 Thu
定位置争い、といっても阪神の浜中と林の右翼ポジションをめぐる争いではない。電車でのドア前のポジションを巡る駆け引きのこと。男女を問わず、ドア付近に著しいこだわりを持つ乗客がいるもので、駅に止まると一旦降り、再度乗り込みその位置を確保したり、はたまたドア前から奥には進まないで、立ち塞がる迷惑者もいる。地下鉄日比谷線は混雑しているからか、結構この定位置争いが激しく、その分高度なテクニックを拝見することも多い。今日も経験した。力技ではなく技術(?)を。いつか紹介したい(別にそんなもん紹介せんでもいいか。)。
19.6.20 Wed
恵比寿アトレの中村屋でチキンインドカリー。別に個人的なことを大々的に告白するわけではないが、ケッコウ中村屋のカリーが好きなんである。カレーではなくカリーと中村屋がこだわっているところが一味違う。中村屋もホームページではカレーと紹介しているが、ブランドはカリー。ただ、値段を分子、食時間を分母とした場合、カレーの時間単価はチト高い。アッという間に食べ終わる。ここらあたりの計算をするところが、出来の悪い税理士たるところか。満足度を量や時間に求めるところが、三流税理士といわれる原因である。ともあれ、一日に一つでも満足したことがあると、その日は有意義に感じるもんだ。しかし、このままではケチくさい税理士と思われてしまうので、今日は私にしては珍しく、高級レストランの「定谷」紹介をしよう。
≪私の好きな下町とお店≫の入谷地区に『定谷』を追加しました。
19.6.19 Tue
夕方から二子玉川。スーツ姿で来る町ではない。どうも落ち着かない。若者が多い。アベックが多い。女性が多い。カタカナ、アルファベットの店舗が多い。赤ちょうちんのお店が少ない。路上生活者風高齢者が少ない。これを二子玉の法則とすると、下町と全く異なる。ここら辺りが落ち着かなさの要因か。入谷に戻ったのが夜8時半。ホッとしてビール。まだ仕事が残っているというに。
19.6.18 Mon
暑い。夏。しかも梅雨。この蒸し暑い時に、年金、とうよりも社会保険庁問題を読んだり聞いたりしていると、ますます暑苦しくなる。昔から年金の話は、洋の東西を問わず皆が不愉快になる話題である。正常にワークしていても不愉快なのに、いい加減な預かり姿勢とともに、運用という名のもとでの浪費。オイ、オイ、オイ、オイ、俺たちの将来を自分で積み立てたつもりなのに、その金はどこへいったのか。
19.6.17 Sun
朝から自宅で仕事。終日の閉じこもり。夕方には、パソコンで録画した映画『スパイダー』。貧者に盛衰なし。酔える酒があればよい。そんな一日が終わる。
19.6.16 Sat
17時過ぎに水道橋の駅に降りて、キツイ、と思った。10代の若い女性でホームが溢れている。目的地は東京ドーム。私も東京ドーム。野球ではない。KAT-TUNのコンサート。いただいたチケットで末娘と東京ドームホテルで待ち合わせのため水道橋に降りたのだが、ホテルの男子トイレは女性用に転用。東京ドーム周辺は、会場整理の関係者以外に男は見当たらない。ましてや50も半ば過ぎはいない。キツイ、と感じた。好奇心もタイガイにしなきゃ、とやや悔やんでいたら気がついた。彼女達は、私のことをまったく無視している。眼中にはKAT-TUNしかない。私のようなオヤジでも、KAT-TUNを観に来た仲間(?)とでも思っていただいているのか、朝の電車で、女性専用車両に乗り込んだような刺さるような視線はない。そう感じたとたん、ライブの音響を楽しめた。やはり音楽はライブに限る。できれば都はるみか沢田研二の方が、私はノリノリなんだが。でもよかった。ライブはいい。
19.6.15 Fri
夕方から秋葉原。ある会社の新人歓迎会。参加者の中で抜きん出て高年齢なのが私。ゲームソフトの開発会社となれば仕方がない。相手側はともかくこちらは楽しい一時であった。しかし、秋葉原は幅も広く奥行きも深い。へぇ~、こんなお店もあるのか、と若者から中高年向けの業種業態がそろっていれば、それこそアキバ系と称されるデープな専門店もある。飽きない街である。
19.6.14 Thu
梅雨入りか。雨を楽しむ方法ってないもんかな。
19.6.13 Wed
私の敬愛する内田樹先生の論から延長した私の貧困・貧乏についての政策的対策である。貧困と貧乏とは異なる。貧困は、経済的かつ絶対的な様相であり、これは種々の政策により取り除かなければならない。飢えで亡くなる人がこの世にあってはならない。しかし貧乏は相対的な心的状況であり、主観が生み出す風景である。したがって貧困の克服を目的化することはできるが、貧乏の克服は直接的には目的として成り立たない。なぜならば、経済格差を無くすことは、おそらく不可能であるかである。格差がある限り貧乏はなくならない。たとえパソコンがあり、アイポットがあり、マックでたらふくお腹を満たすことができても、より豊かな他人に羨望を覚える限り、貧乏感はつきまとうのである。しかし人生の価値として、帝国ホテルで食べるステーキと、自室で食べるインスタントラーメンと、どちらが豊かな食卓であるかは一概に判断できないのである。そう、あの他人より経済的に貧しくともそれがどうした、私にはこれがある、という何かを持つ者は決して貧しくはない。貧乏対策とは、自分の人生において経済的豊かさをどう位置づけるかにある。貧乏で何か問題でも?(内田樹)
19.6.12 Tue
税理士の、ではなくて年寄りの朝は早い。4時半には家を出る。朝の4時半である。伝助Ⅱ号に乗り、事務所には5時過ぎにつく。まさに中年暴走族である。昔は、朝の4時半ごろに雀荘を出ていた。始発電車に乗るために。昔話はともかく、何故こんなに朝が早いのかというと、寝るのが早いからである。今週は、余裕のあるふりをしようと、昨夜は20時半過ぎに自宅に着いた。22時半には布団で本を読んでいた。年寄りは朝が早いのではなく、夜が早いのである。
19.6.11 Mon
暦のうえでは入梅。おそらく12ヶ月のうち6月がもっとも人気がないに違いない、と思う。だが、我々税務会計人にとって、この6月は比較的余裕ある時期であり、業界的には最も人気の高い月に違いないのであるが、やはり余裕がない。もちろん、自由業特有の症状である時間と金に余裕がないのである。しかし、元気がなくとも元気があるふりをしていると、いつの間にか元気になるように、なくともあるふりをしていると、余裕が生まれるのではないかと考えた。そこで決心した、少なくとも金銭的には余裕があるふりをしよう。さすれば余裕が生まれるに違いない。てなことを考え出したところをみると、やはり私は相当追い詰められている。
19.6.10 Sun
午前中は、自宅自室の模様替え。午後は調べもの。夕方は中村彰彦の歴史小説。早乙女貢もそうだが中村彰彦も会津藩をコアとして小説を書く。勢い薩長に厳しい。特に長州の評価は手厳しい。だから私も安心して読める。お断りしておくが、幕末維新時から明治にかけての薩長が嫌いなのであって、鹿児島県、山口県出身の方々が嫌いということではない。低めのテンションで一日を過ごせば、休日を満喫したといえる。
19.6.9 Sat
10時に赤坂見附で打ち合わせ。11時には京橋で打ち合わせ。事務所に戻ったのが13時。年甲斐もなくハイテンションな一週間を過ごした。ときどきこういう一週間がある。帰宅途中の伝助Ⅱ号のなかでラジオをつけたら、東海林太郎の『墨田川』を流していた。1937年の名曲にハイな気分が収まる。
≪雑読・濫読メモ≫に『幕末維新の暗号』を追加しました。
19.9.8 Fri
事務所スタッフ+αで東京ドーム。巨人:楽天、どういう訳かチケットが6枚手に入った。生「野村」を目の前で見る。観戦後はドームホテルで軽く中華。事務所に戻ったのが23時。当然仕事なんかするわけはない。パソコンに録画していた北野武監督の『座頭市』を観る。さすがと感心する。映像美と殺陣と生々しい役者の個性が、実に人を引き付ける。これは映画館で観たかった。そして一日が終わる。
19.9.7 Thu
以前にも紹介したかもしれないが、事務所近くの通りは「昭和通り」と「言問通り」である。当然、言問通りの方が古を思い起こさせる。いつも伝助Ⅱ号で帰宅するとき、事務所から言問通りに出て、言問橋を渡る。道なりに進むと京成業平橋駅の横を通る。あの天下の色男在原業平がその由来の町である。その町に、第二東京タワーが建つという。仕事上の失敗か、はたまた色ごとのもつれを咎められてか、武蔵の国に左遷をされ、都鳥を観て涙を流した鄙びた地方も、1000年を経つとかくも注目される地域になった。今日、伝助Ⅱ号に乗りながら、タワーができれば渋滞するんだろうな、とフト思った。1000年といわず、この地は後5年もすれば様変わりする。
19.6.6 Wed
ニューヨーク市警というとコジャック。サンフランシスコ市警はダーティーハリー、ロサンジェルスとなるとコロンボ。ベイ・シティ(架空)はスタスキー&ハッチ。マイアミ市警とくると科学捜査班CSI。中断していたテレビ映画が今週から始まる。12チャンネルの13時からだが。
19.6.5 Tue
一年前には何をしていたか、そして何を思っていたか、と考えてみても変わり映えしない。確実に成長が止まった。まあ、この歳になると成熟といわなければならんだろうが、どうも、人の成長ということには定義がないらしい。人として成長しろといわれても、どこをどうすればいいのかよく分らない。仕事のことであれば、知識が増えるだの、判断が的確になるだのといった基準があるのだろうが、果たして、人間としての成長とは何だろうか。てなことをつくづく考えさせられるほど、昨年と今年とは変化がないのである。もちろん肉体的衰えは進んでいるのだろうが。
19.6.4 Mon
朝(?)2時にごそごそと起きだして『幕末維新の暗号』を読む。なるほど維新前後は面白い。戦国時代と異なって、一応写真もあれば、資料も伝聞も残っている。だから謎は一層の謎として増幅する。先日の西郷隆盛伝説といい、当分、維新前後にはまりそう。ということで、今日は眠かった。
19.6.3 Sun
朝起きたら、昨夜の4種混合酒がいささか残っていた。少々読書をしてうたた寝。10時からは、町内会の植栽作業。この地に住んで16年、高齢化は確実に進んでいる。私の体も高齢化が進んだらしく、少々の草むしりでアチコチが痛い。しかたなく自宅で静かに過ごす。読んでいる本は加治将一の『幕末維新の暗号』(祥伝社)。フルベッキの幕末集合写真の謎から、明治天皇はすり替えられたとする歴史ミステリー。こう陰謀史観をドキドキワクワク面白く読むコツは、疲れ気味の時に手に取ることだ。
19.6.2 Sat
久しぶりに土曜日の朝を自宅で迎える。いい歳をして生活習慣がなっとらん、と思いながら、自室の環境整備。昼過ぎに事務所に出かけ、夕方から屋形船で東京湾のクルージング(?)。さしみ、寿司、天ぷら、ビール、ワイン、焼酎、冷酒で2時間半が瞬く間に過ぎる。飲んで食べるだけなら、別に船に乗らんでもよかろうに、と言われそうだが、気の置けない人々だけで過ごす一時は格別。もちろん陸に上がったころには意識朦朧とした泥酔状態。こういう日があるから、人生は止められない。
19.6.1 Fri
さて6月。水無月(みなづき)である。梅雨どきになぜ水無月というのかは、ウキペディアででもお調べいただくとして、祝日がない月である。それはそれとして、6月に咲く花菖蒲は実に奇麗である。雨に洗い落された姿は何ともいえない。花菖蒲といえば、駅名がそのままずばりの京成堀切菖蒲園駅にある堀切菖蒲園。上野から15分。大きな旅は、老後にとっておいて、小さな旅を楽しみたい。