16年12月

16.12.31 Fri
 今日も朝というか深夜の2時から起きている。寝たのは昨晩の9時。若い頃は夜更かしをして昼夜が逆転し、長じては早く寝て昼夜が逆転する。娘とは「おはよう」と「おやすみ」が交差する。これも冬休みの風物。実にのどかである。さて、一年が終わる。終われば始まる。これが始まらなかったら大変だ。一年を振り返って反省すべきことは多々あるが、来年それを矯正することができるかといえば難しい。欠点もこの歳になると身に染み付き剥がれ難い。考えて結論の出ることは考えるが、苦にしてもなにも結論が出ない。反省は考えることであり、後悔は苦にすることである。今日と明日の境は、今年と来年の境でもある。反省を含めてこの狭間で来る年を考えよう。

≪濫読・雑読メモ≫に『理解できない悲惨な事件』を追加しました。
≪私に好きな下町とお店≫の≪上野地区≫に『上野藪そば』を追加しました。
≪私に好きな下町とお店≫の≪上野地区≫に『双葉』を追加しました。

16.12.30 Thu
 今年も残すところ後一日。朝早く築地に向う。9時に着いたが、場外市場のなかは身動きができない。私はその体形から、混雑の中では他人に迷惑をかける。早々に退散し、すし屋に入る。朝というにすし屋も満員。食べ終えて気が付いた。こういう場面でビールを飲んでいないことを。そういえば、隣の外人はビールに日本酒をやっておりました。以前なら、負けるものかと、筋違いの闘争心を燃やしたものですが。歳をとったのかいな、と少々寂しくもある。明日は、麻雀用語でいえばオーラス。終わりよければ全てよし。ハネマンでもあがるか。

≪濫読・雑読メモ≫に『巨岩の男-西郷隆盛-(二)』を追加しました。

16.12.29 Wed
 今日のニュースを見ていて気が滅入った。母が子を殺し、子が母を殺す。スマトラ沖地震も悲惨ではあるが、敢えて誤解を恐れずにいえば自然災害である。子殺し親殺しは、単なる犯罪というよりも、人として何かが壊れている絶望を感じる。人は神ではない。過ちも犯せば、自分に正直にあろうとすればするほど、社会の規範から外れることもあろう。だが、してはいけないことが絶対にある。そこから先は人ではない。そんな淵を見せつけられるような、いやな気分になった。

≪雑読・濫読メモ≫に『広辞苑の神話』を追加しました。
≪雑読・濫読メモ≫に『江戸のまちは骨だらけ』を追加しました。
≪私に好きな下町とお店≫の≪入谷地区≫に『しゃぶ辰』を追加しました。

16.12.28 Tue
 今日で仕事納め。夕方には事務所を閉めて帰宅。それにしても事務所近くの街並みは、慌しいものの新年を迎える雰囲気はあまりない。年々、年の瀬に一年が終わったと実感することが希薄になってきた。これは、歳のせいなのか時代のせいなのか。夜は、22歳の娘が読もうとしていた『クレヨンしんちゃん40巻』を取り上げて時間を潰す。この『クレヨンしんちゃん』を読み始めて12年。そのあまりもの面白さに衝撃を受けた。十年ほど前、手術をして入院していた先輩に1巻~5巻を差し入れた。退院後、傷口に障ったと小言をいわれた。これは、疲れた現代の大人たちの必読書としてお勧めする。私なんぞ、繰り返して何度読んだことか。読むたびに、『しんちゃん』に元気付けられている。≪雑読・濫読メモ≫に登載するのはチト憚るが、是非推薦しておきたい。

16.12.27 Mon
 今年最後の事務所の食事会。いつもながら全力投球で飲みかつ食べる。したがって、ここまで記すのが限界。

16.12.26 Sun
 今年、最後の日曜日。事務所に出かけるのはやめ、自宅で書類整理。といえば仕事をしているようであるが、数ヶ月前の雑誌や新聞を読んで楽しんでいる。先日なんぞ、8年前の週刊文春が出てきた。記念にとっておこうかと思ったが、考えてみれば切りがないので捨てたが、捨てたことをもう後悔している。どんな記事が載っていたかも忘れたが、出来事も昔のこととなると記念である。昨日といい今日といい、満足な一日。自宅に誰もいないことも、静かでいい。

≪雑読・濫読メモ≫に『歴史街道を歩く』を追加しました。
≪雑読・濫読メモ≫に『「上野」時空遊行』を追加しました。

16.12.25 Sat
 赤坂見附から虎ノ門のに着いたのが11時30分。急いでハングリータイガーに行き、久し振りにオリーブオイルたっぷりのスパゲッティ。次は渋谷で、これまた久し振りの映画『マイ・ボディガード』。続いてオーチャードホールでウクライナ国立キエフバレー団の『くるみ割り人形』。夜は、東急デパート8階で中華。合い間の時間で読書。言うことなしの一日。こういう日が月に一日は欲しい。

≪私が好きな下町とお店≫の≪その他地区≫に『ハングリータイガー』を追加しました。
≪映画・演劇・演芸・音楽≫に『マイ・ボディーガード』と『くるみ割り人形』を追加しました。

16.12.24 Fri
 今日はクリスマスイブ。上野の町はクリスマスをスキップしているようで、ツリーもサンタも見かけない。アメ横を覗けば、人で溢れかえっている。アメ横といえば戦後闇市からの歴史。名称のいわれは、政府払い下げ品の甘味料「サッカリン」を利用して「飴」を販売した飴屋が多数あったことからの「飴屋横丁」。アメリカ軍のPXからの横流し物資が並んだことからの「アメリカ横丁」。この二つが合わさって「アメ横」となったといわれている。テレビでの年末風景でお馴染だが、私はカバンなどの革製品を扱っているお店によく立ち寄る。実に不思議な街だ。

16.12.23 Thu
 久し振りに上野の鈴本演芸場で寄席をと思い出かけたが、21日~24日まで休館。ならば映画でもと、映画館に行けば始まって30分。これじゃ中途半端すぎる。しかたがないから上野のお山を散策。この寒さのなか路上生活者が寝ている。私の出で立ちも彼らと同じような格好。私の場合、人間の中身に自信があるわけではないが、外見はそれ以上に自信がない。しかし、ホームレス諸君と区別がつかないようじゃ少々問題。ファッションというには程遠くても、少しは着るものに気を使わねばと反省。

16.12.22 Wed
 今日は、午前中は都庁19階の主税局に赴きその眺望を楽しむ。午後は、表参道から渋谷方面を歩き、古書店『タツミ堂書店』で探し求めていた本をみつける。夜は、丸の内で忘年会。まだ、仕事は残っているが、新しい課題には手をつけたくない気分である。関係者には深くお詫び申し上げたい。『今日できることを、明日に延ばすな』と日本では言われているが、スペインでは『明日できることは、今日するな』と言われているらしい。友人からの聞いたのが出典であるから、あまり当てにならないが、マア、『明日も悩むことは、今日は悩まない』が信条の小生、ここしばらくは遠い先の仕事のことを、出来の悪い頭で考えよう。

16.12.21 Tue
 当サイトのアクセス件数を見ると、みなさんが如何に忙しいか良く分かる。先週までと比較し、昨日、今日とアクセス件数が少ない。いよいよ年末追込みモードを感じる。では、それを更新している小生はというと、もういいや、といささか開き直り状態。開き直れば、気分も安定。聖書にもあるではないか、『人の生くるはパンのみにあらず』と。この後、『神の口より出づるすべての言葉による』、と続くのであるが、キリスト教徒ではない小生には、この後段は解釈が覚束ない。ただ、パンだけでは生きてはいけないことは良く分かる。人間はただ空腹を満たせばいいというものではない。心が満たされることも必要だ。日々の糧を求めることに汲々とした生活を送っている小生のような人間でも、正月休みには、開き直りを梃子とした強引なリセット装置で、少しばかりの心のゆとりを持たねばならん。ただ、パンのことばかり考える人間ではイカン、イカン。

16.12.20 Mon
 ゲイリー・クーパーというすばらしい俳優がいた。彼の映画のなかのセリフは、酒は魂を救うが、体には悪い。酒は適度に飲めば心の薬であるが、飲み過ぎれば心をも壊す。この忘年会シーズンを無事に乗り切って(?)、私の魂は十分に救済された、後は体を休めよう、とこのウイークエンドに思った。しかし今日の月曜日、私の魂は更なる救済を求めている。

16.12.19 Sun
 今日は、業界誌のための原稿書きと年賀状の作成。いままでは、手書きで宛名を書いていたが、今年はギブアップ。住所管理ソフト「筆まめ」で作成。やはり一枚一枚手書きにしたいが、目の前の年賀状の量を見るとお手上げ。年賀状といえば、1871(明治4)3月に郵便配達が開始された、その3・4年後には風習として定着したらしい。やや形骸化したとはいえ、普段会えない方々に、年賀状と暑中見舞いを通じて私の想いを届けたい。そう思って今年も作成した。

16.12.18 Sat
 仕事を終えて事務所に着いたのが正午近く。事務所向かいの栄龍でニラレバライスを食べる。ニラレバの炒め汁がもったいない。ミミチィ話でみっともないが、この炒め汁、残すには本当に惜しい。若い頃は、誰はばかることなくご飯にかけて食べていた。年のせいか、今はやや抵抗がある。馴染のお店で、しばしその誘惑と闘った。もちろん強固な意志に欠ける私が勝つわけがない。私にとっては宇宙に等しい幸せをしばし味わった。午後は、恒例の台東区立中央図書館に立ち寄り、東本願寺方面に合羽橋道具街を散歩。源空寺を覗いて侠客幡随院長兵衛の墓を観る。実像は別にして、時の支配階級に連なる旗本奴を相手に、一歩も引かない侠気には憧れる。できれば斯く生きたい、と男なら誰でも想うはずだ。原稿の締切りに焦りながらも、ゆったりとしたひと時を過ごし、帰宅の車中は、ケニー・ドーハムの静かなるトランペットの音色。やや満足のウイークエンドの昼下がりであった。

16.12.17 Fri
 今日の夕刻、地下鉄麻布十番で下車。若い。地下通路を歩いている人の年齢が若い。麻の布を作っていたのが麻布の由来らしい。十番は、江戸市街地の拡大に伴う古川の十番目の工事が由来という。大名の下屋敷や家臣団の住まいもあり、古くからの商い街でもあった。昭和30年代の映画全盛期には、映画館が4館も営業していたという。元来ここ麻布十番に、地下鉄日比谷線の駅を造る予定であったらしい。地元商店街の反対にあい、六本木に駅が造られた。その後の六本木の発展はご存知のとおり。2000年9月に南北線、12月に大江戸線が開通するまでは、この地はなかなか訪れるチャンスの少ない街であった。今は、すっかり若者の街だ。六本木ヒルズから麻布十番へ、どうも若者の歩くコースのようだ。もちろん、私のような年齢層には関係がない。若者の街へと変化している麻布十番であるが、個々のお店には、まだまだ大人のための老舗がある。隠しておきたい、隠れていてほしい、そんなお店で今日はご招待を受けた。

16.12.16 Thu
 引き続き酒の話。昨日、JRで帰宅する途中、酔っ払ってベンチで寝込んでいる人を見かけた。私の降りた西千葉では、階段を降りる姿が危なっかしくて観ていられない人に出会った。私も人のことをいえない状態であったろうが、とにかく何時でも支えてあげようと思って、密かに横に付いていたぐらいだ。電車で寝過ごす人もいる。昔、朝一番、いま沼津です、と電話をかけてきた同僚がいた。もちろん、東海道線で寝過ごしてである。酔態は本当にみっともないが、私は許せる。人に迷惑をかけないで、自分の世界で自分をリリースする飲兵衛に悪い奴はいないと、根拠なく信じている。許せないのは、酔って怒鳴る人間である。飲兵衛の風上に置けない。酒を飲む資格がない。飲んでは他人と語り、酔っては自分の世界に遊ぶ、これが酒飲みである。
 今日発売の週刊文春に『2004ミステリーベスト10』が掲載されている。7日発売の『このミステリーがすごい2005』のベスト10と併せて、今年のミステリーベスト10発表の両横綱が出揃った。それぞれのベスト5は以下のとおり。順位は違っても、ベスト10に入る作品はほとんど同じ。どうも今年はレベルが高いようだ。冬休みのお楽しみのご参考までに。
『このミステリーがすごい2005』
【国内】
1.生首に聞いてみろ  法月綸太郎  角川書店
2.アヒルと鴨のコインロッカー  伊坂幸太郎  東京創元社
3.天城一の密室犯罪学教程  天城 一  日本評論社
4.THE WRONG GODDBYEロング・グッドバイ  矢作俊彦  角川書店
5.銀輪の覇者  斉藤純  早川書房
【海外】
1.荊の城(上下)  サラ・ウォーターズ  創元推理文庫
2.魔術師(イリュージョニスト)  ジェフリー・ディーヴァー  文藝春秋
3.ワイオミングの惨劇  トレヴィニアン  新潮文庫
4.ダ・ヴィンチ・コード(上下)  ダン・ブラウン  角川書店
5.ファイナル・カントリー  ジェイムズ・クラムリー  早川書房
『週刊文春2004ミステリーベスト10』
【国内】
1.犯人に告ぐ  雫井脩介  双葉社
2.生首に聞いてみろ  法月綸太郎  角川書店
3.暗黒館の殺人(上下)  綾辻行人  講談社ノベルズ
4.アヒルと鴨のコインロッカー  伊坂幸太郎  東京創元社
5.チルドレン  伊坂幸太郎  東京創元社
【海外】
1.ダ・ヴィンチ・コード(上下)  ダン・ブラウン  角川書店
2.荊の城(上下)  サラ・ウォーターズ  創元推理文庫
3.魔術師(イリュージョニスト)  ジェフリー・ディーヴァー  文藝春秋
4.犬は勘定に入れません または、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 
コニー・ウィリス  早川書房
5.奇術師  クリストファー・プリースト  ハヤカワ文庫FT

16.12.15 Wed
 今日もこれから忘年会。伊集院静氏の名エッセイ『二日酔い主義』の向こうを張って、こうなれば今日もアルコールの話を続ける。ギリシャ神話では、酒の神様はディオニュソス。バッカスともいう。ゼウスの子で、人間にブドウ栽培とブドウ酒の製法をおしえたとされる。日本の酒の神様は全国におられるようだが、京都の梅宮大社と松尾大社、奈良の大神(おおみわ)神社が有名である。残念ながら、洋の東西を問わず、醸造の神様であり、飲兵衛の神様ではない。私が尊敬する酒飲みは、相撲取りは別にして、赤穂浪士の堀部安兵衛である。安兵衛は越後は新発田の出身。米処酒処の地である。私も越後の出身。長じて安兵衛は京や江戸に流れて、堀部家の養子になった。私も、越後から大阪に出て、更に東京に来た。ともに酒飲みである。きっと安兵衛のほうが酒飲みと考えるが、共通点は少しある。名刀「関孫六」を小脇かかえ、途中喉の渇きを酒で潤しつつ高田馬場に駆けつけ、18名を次々と切り捨て仇討ちを果たしたところは、講談の世界であるが、ここらあたりは小生と全く違う。これぞ酒飲みの神様ではないか。酒を飲んでもやることはやる。昨日は浪士討ち入りの日。伊予松山藩主の松平隠岐守邸にあずけられ、元禄16年2月4日の切腹の日までの50日あまり、安兵衛は存分んに酒を飲めたであろうか。

16.12.14 Tue
 朝、車で出勤したところ、どうもおかしい。これじゃ酔払い運転だ、と気づき船橋のパーキングで2時間ばかり休息して事務所に着く。やはり二日酔いの一日であった。こういうところ、私は律儀である。昨日、ご報告したとおりの始末である。体にいい習慣は身につかないが、悪いことは努力しなくとも身につく。数えたことはないが、人生の中で二日酔いは何日あったことか。特に今日は、回復の前に新たな忘年会がある。控えようと思うのだが、こればかりは私の意志ではなく、体がどう反応するかの問題だ。

16.12.13 Mon
 月曜日は体が重い。私の場合は曜日に関係なく重いが、やはり月曜日はさらに重く感じる。今日は、体だけでなく頭も重い。いよいよ今週は、忘年会のピーク。胃の重さが追加される。飲まなきゃいいのにと思うのだが、意志と関係なく体が反応する。明日からのこのページは、二日酔いの反省の言葉が綴られることになる。

16.12.12 Sun
 師走中旬の日曜日。朝は3時前から起きている。昼寝はするが、一日がいい意味で長い。朝というか深夜というか、ヘッドホンでドボルザークの「新世界から」を聴く。確かにいわれているように、黒人音楽の気配を感じる。没後100年の今年、東京藝大の奏楽堂で連続記念講演があった。入谷にいると、芸術が結構身近である。ステレオという機器を通して、居ながらにして音楽という芸術に触れることが出来るが、絵はなかなかそうは行かない。油絵の持つ立体感は、高度な写真技術をもってしても表現できない。観て感じる感動は、やはり観なければ味わえない。上野の山は観て感じる芸術のメッカでもある。もっとも、音楽もライブに勝るものはないが。午後は本屋をはしご。先日発表された「このミステリーがすごい2005」のベスト10入りをした本を購入。久し振りの海外もの。

≪濫読・雑読メモ≫の『犯人に告ぐ』を追加しました。

16.12.11 Sat
 冬とは思えない暖かさ。午前から午後にかけて仕事をこなして、さてと考えた。サボろう。昨日の金剛力士が、私の闘争本能に火を点けた。忙しい、忙しいと、仕事のことばかりに気をとられているから、かえって仕事がはかどらない。今日のような陽気の日は、事務所に戻らないで、どこかで時間を有効に使おう。ということで、午後から雲隠れ。さて時間の有効な利用とは。秩父宮でラクビー観戦、映画、観劇、某所で読書、銀ブラ、ドライブ、ディズニーランド、自宅で昼寝、etc。内緒にしておく。

16.12.10 Fri
 今日、文京区の目白台に行く。講談社ビルの裏手。昔は百人組同心大縛地。大縛地とは、下級武士の宅地又は職務上で同じ組に属する者がまとまって屋敷地を与えられた土地をいう。夕方、仕事を終えて近くの護国寺に立ち寄る。護国寺は、天和元年二月(一六八一年)に創建された。仁王門に立つ仁王様(金剛力士像)を眺めていると、俄然闘志が沸いてきた。残すところ2週間、残りの仕事を片付けるぞ!!それにしても、東大寺南大門の運慶、快慶の金剛力士を観たい。最後の対面は30以上も前。こちらは年をとったが、仏教の守護神は不滅。変わらないものを観るのは楽しくもあり、怖くもあるが。

16.12.9 Thu
 「暇ほど毒なものはない」というが、やはりこの気忙しさはキツイ。12月もここまでくると、さすがの私も焦る。焦れば焦るほど、関係のないことに手を出してしまう悪い癖が、私にはある。開き直るというか、自虐的というか、もっと追い詰められなきゃ動かねえぞ、なんて思ってしまう。最もこれは、単にストレスに弱く、現実を逃避しているだけ。今日も、急ぎの仕事を横に置いて、机の周りの整理を始めたり、見つけた古い雑誌を読んだりする。気持ちは、早く仕事に取り掛からねばと思いながらである。これで仕事が破綻したとすれば、自業自得、身から出た錆という。まあ、そんな大げさなものではないが。しかし今日の昼、事務所近くの今にも崩れそうな建物で営んでいた中華屋の五目ラーメンは、実に懐かしい味で旨かった。進化の激しいラーメン文化にあって、古典的な塩味である。鳴門と伊達巻、ゆで卵、古典は古典で味わい深い。

16.12.8 Wed
 今日は久しぶりに事務所向かいの「たむら」で顧客と会食。ここは旬のものを安く出す店であるが、主によると、いまこの旬が狂っているという。日本から四季が崩れているからだろう。本来ならば、冬の到来とともに入れ替わる魚が、いまだに交代しない。旬を扱う料理人は、環境の変化に敏感だ。自然が自然に変化するのはいい。しかし人間が、復元する能力を持たないまま自然を変えているとすれば、これは破壊だ。直ちに止めなければならない。我々がいま享受している財産は、我々だけのものではない。後世に伝える義務がある。自然も文化も、承継して、享受して、繋げていく。我々の責務ではないか。酒を飲みながら考えた。私も少々成長している。

16.12.7 Tue
 来週が忘年会のピーク。再来週はクタクタになっていることだろう。決して嫌いでないが、連日となると戦闘意欲が減退する。それも、宴に臨めばリズミカルな気持ちとともに闘争本能が湧き起こるのであるから、根っからの宴会好きなんだろう。しかし、最近はめっきり二次会・三次会が少なくなった。昔は、財力がなくとも、二次会、三次会の予約を事前にしていたものだ。これも体力の衰えか。自慢ではないが、我々の世代、カラオケが登場するまでは、何らかの宴会芸を各人が持っていた。私なんぞ、若い頃、芸を盗もうと、いや、伝授賜ろうと先輩にまとわり付いたものだ。仲間内での芸の開発にも勤しんだ。ひとたび爆発すれば、延々と宴会が続いた。また、お店も、それを許してくれた。そのような宴会がなくなった。良いのか悪いのかはさて置いておいて、やや寂しい。

16.12.6 Mon
 一転しての寒さ。冬はこうでなくては。寒くなくては年の瀬の気分が出ない。今年も残すところ4週間。終わりよければすべてよし。ここからが頑張りどころです。最後に笑うものが最もよく笑う、ともいうではないですか。意味があってるのかどうかよく分かりませんが。

≪私の好きな下町とお店≫の「上野地区」に『ザ・ガーデン』を追加しました。
≪私の好きな下町とお店≫の「その他地区」に『絵凡』を追加しました。

16.12.05 Sun
 朝の4時ごろ、ものすごい風の音で飛び起きた。千葉で瞬間風速47.8メートルらしい。まさに冬の嵐というか春の嵐というか。冬の嵐といえば、冬のソナタの第7話のタイトル。冬のソナタといえば、ソナタリアンとヨンフルエンザの現象を日本で引き起こしている。ソナタリアンは冬のソナタに夢中になった女性、ヨンフルエンザとはペ・ヨンジュンへの重い思いに罹患した女性をいう。この二つの現象も、今日の嵐のようだ。私の身近にも吹き荒れている。

16.12.4 Sat
 鬼平犯科帳を読んでいると、事務所近くが頻繁に舞台になる。事務所から歩いて5分とかからない小野照崎神社前には、料理屋『鮒宗』が登場する。しじみ汁と川魚の店である。密偵おまさもその近くに住んでいた。平蔵の親友岸井左馬之助・お静夫婦の新居も下谷金杉下町で、今の三ノ輪である。土曜日の昼下がり、事務所近くを散歩しながら、鬼平の世界に浸った。実在の長谷川平蔵は50歳でこの世を去っている。激務は短命のもと、などと訳の分からんことを考えつつ、いつも土曜日に行く台東区立中央図書館に到着。ここには池波正太郎記念館がある。久し振りに覗いて、今日はおしまい。

16.12.3 Fri
 今日は事務所の忘年会。その年最後の仲間同士の飲食会を忘年会という。昔は、忘年会も連日続いた。泊りがけの忘年会もあった。最近、忘年会が流行らないのか、交友範囲が狭くなったのか、忘年会の数も減ってきた。夜中、千鳥足で歩いているのは、ほとんどが我々の世代。車中、だらしなく寝込んでいるのも我々世代。思えば、若い頃は学生運動、社会人になって企業戦士、中年になって窓際に弾き飛ばされ、常に酒とともにあったのが、我々の世代。お前だけが特別、ではなく周りには酒飲みが多い。仲間内で鍛えられ、先輩にただ酒で鍛えられ、鍛えようと思った後輩はミーイズム。いかん、アルコールが入ると、自分で何を言いたいのか良く分からん。

6.12.2 Thu
 「十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順う。七十にして心の欲する所に従いて矩を蹹えず。」(論語)。私は53歳であるから、天命を知っていなければならない。新明解国語辞典第6版によると、天命とは「変えようとしても変えることの出来ない、身に備わった運命」とある。大思想家と我が身を比べるほどの度胸はないが、やはり孔子は凄い。私なんぞのおよぶところではない。私には、天命の意味も実感できない。日本では昔から、うかうか三十きょろきょろ四十、という。私なんか、ごろごろ五十、と続いて人生が落ち着かない。このままだと天命どころか惑ったままで人生が終わってしまう。それもいいか。人それぞれ成長の度合いが違ってもいい。あまり物分りのいい人間になっても、周りも面白くないだろう。

16.12.1 Wed
 いよいよ師走。関係各方面からの声がかかるようになってきた。仕事の督促、遊びのお誘い。仕事で言えば、自慢じゃないが私は、まだ11月の仕事をしている。自分で忘れたふりをしているが、原稿の締切りが近いのも、本当は知っている。お誘いは律儀にすべてこなすが、仕事のこなし方はイマイチ心もとない。イマイチどころか相当危ない。ところが年の終わる頃になると、仕事も片付いているのだから、師走の威力には驚愕する。終わりよければすべてよし。残り一ヶ月、まだまだリカバリー・ショットを打つチャンスはある。

≪私の好きな下町とお店≫の上野地区に『板門店』を追加しました。

友廣清志税理士事務所

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2020年

10月

17日

20.10.17 Sat

 すき焼き、焼き鳥、寿司を食した一週間。当然、体重は増加します。医師からは、減量の厳命を受けているのですが。明日はウナギです。

2020年

10月

08日

20.10.08 Thu

 サンマ定食を食べながら涙ぐむ。こんなにも痩せちゃって。俺の知ってるサンマじゃない。もっと太るまでもう食べないよ。

2020年

10月

04日

20.10.04 Sun

 いやはや涼しいです。すっかり秋です。秋といえば新潟。しかも、見附市。見附城跡の麓で生まれたものですから。といっても、単なる小山で、城跡なんかなんにもなかったような気がします。いまや、縁戚も知人もいない見附ですが、GOTOなら大阪よりも見附に行きたい。ほんとうに、田園や雑木林以外は、何ら特徴もない普通な田舎なんですが、どういうわけか、立派な料亭だけはあるのです。だから行きたいのではないですが。

2020年

9月

25日

20.09.25 Fri

 最近の不思議というか分からないこと。一つ目、新型コロナ。いったいあんたは何ものなの。これほどまでに社会を変えるほどの大物なの。二つ目、安倍内閣支持率の急上昇。辞任発表をしてからの急上昇。いや、別に安倍さんの業績にケチをつけたいのではありません。発表から世論調査までの間、安倍さんは何もしていないのですから。三つ目、季節感。なんで急に季節が変わるの。これは季節が悪いのではなく、単に僕が鈍感なだけでしょうが。

2020年

9月

16日

20.09.16 Wed

 漱石の『坊ちゃん』には本名は出てこない。別に必要ないのだが、坊ちゃんを可愛がるお手伝いの清(キヨ)。坊ちゃんが松山に赴任したときは、いったいおいくつだったんだろうか。坊っちゃんは松山での教師を辞職して東京に帰ったあとは再び清と暮らすのであるが、清さんは相当に素敵な人だったんでしょうな。

2020年

9月

14日

20.09.14 Mon

 ようやく涼しくなりました。といっても蒸し暑い。まだまだ、わたしには夏です。これまでの人生において、私の場合、体型上、夏の期間が長く、秋冬の期間がが短い。暦の春夏秋冬と体感上の春夏秋冬が違うのであります。でも、夜明けが遅くなり、夜の帳が下りるのは早くなりました。総裁・総理が誰になろうと、秋はわが身にも来ております。明日あたりに、わたしにも秋が来るかな。

2020年

9月

06日

20.09.06 Sun

 なんと9月ではないですか。アジフライやらサバサンドを食べているうちに体重も増加。最近、物忘れがひどい。とくに、ドクターのいうことが、忘れるというより、頭に残らないのか、とんと身につきません。