24.12.31 Mon
一年の締めくくりに、今年はあまり突っ込めなかったアメリカン・ハードボイルドについて。アメリカ一の大都市ニューヨークの治安を守る刑事といえばコジャック、テオ・コジャック。市民の頼れる私立探偵といえば、俺が掟だと動き回るマイク・ハマー。第二の都市ロスエンジェルスといえば、コロンボ刑事に私立探偵フィリップ・マーロウ。殺人が起こる前はマーロウ、起こればコロンボが解決してくれる町がロス。最強コンビといえよう。第三の都市シカゴとくれば、これはもうブラニガン刑事と女探偵
V・I・ウォーショースキー。女を認めないブラニガン刑事にヴィッキーも手こずるか。第13の都市サンフランシスコは、ハリー・キャラハン刑事と名探偵モンクにまかせれば間違いない。もっともキャラハン刑事は、殺人者より人を殺害することが多々あるところがいささか問題。ということでサンフランシスコ市警には、アイアンサイド警部という知性派のいることも指摘しておこう。アメリカには、有能な刑事と探偵があまたいる。
24.12.30 Sun
見栄と突っ張り。嘘が背景にあるのが見栄、意地が軸になっているのが突っ張り。嘘で塗りたくっても成長しないが、意地という下駄をはいて生きていれば少しは成長する。他人様から金なんかもらえるかい、と意地を張ったついでに、親からの財産も捨ててしまう。勿体なくはないかと問われれば、勿体ないけど要らねえんだ、ってわけのわからないセリフで意地を張る。もっとも金なんかもらわなくっても稼げばいいんだ、って快男子もそこらじゅうにいる。見栄っ張りは大嫌いだけれど、意地っ張りは大好き。風邪なか咽喉、咳、熱でたいへん。自宅書斎で終日閉じこもり。愛犬二匹と戯れ一日を過ごす。
24.12.29 Sat
午前は先輩事務所に挨拶。午後、伝助Ⅲ号に乗り千葉へ。まずは湯に浸る。普段シャワーしか浴びない体がときほぐされる。書斎で論語。年末年始は、少し己の思想を鍛えよう。どうも私はガサツすぎる。『子曰、朝聞道、夕死可矣』朝(あした)に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。"asking the
way"ともいいます。
24.12.28 Fri
朝から、クライアント先の金融機関提出の再建計画書の作成と年賀状の作成。昼は、スタッフと『ツイン・ツリー』。15時半に来客。いささか込み入った打合せ。面倒くせえ~、と思ったら仕事にならない。何とかしてくれっ、て頼まれたら何とかしなくては。打ち合わせを終え、急いでタクシーに乗り17時に本所吾妻橋の『富久井』。クライアントの忘年会に出席。別室に戻ったのが深夜。どこをどう帰ったのか。今年の対外的業務はこれでおしまい。この正月休み、たまにはまとまった勉強をしなくては。
24.12.27 Thu
9時過ぎに事務所を出て戸越。昼は、戸越銀座の『餃子の王将』。本能的にドアーを開け、ためらわず餃子定食。カウンターの右隣では餃子に熱燗。左隣では餃子にチャーハン。お二人とも私よりかなりの年上。戸越っていいなぁ~。午後は、隣町の中延で仕事。事務所に15時に戻り来客。一時間ばかり、年末の挨拶と座談。19時に、事務所向かいの『栄龍』。今年最後のここでの食事。一年の兵站の役割に感謝の辞を述べる。
24.12.26 Wed
上野、津田沼、秋葉原と移動し、夜は火焔鍋で食事。ほろ酔い気分で事務所。今年も残すところ残り6日。言い古されたいい方だが、一年経つのは早い早い。年が明け、2月を迎えると、私の歳も一つ重ねることになる。集成という言葉が頭をよぎる。
24.12.25 Tue
日本の国土面積は世界第61位であるが、海岸線の長さでは6位である。ちなみに海岸線の長さの第1は、ダントツでカナダ。排他的経済水域面積のランキングでも、日本は第6位。ここの第1位は米国。このデータはアメリカのCIAの調査を基にしている、らしい。なるほど、日本は昔も今も海洋国家である。ジャパンの未来にさほど心配することはない。問題は、人としての質のランキングだ。
24.12.24 Mon
ごそごそと真夜中に起きだし、懐かしの『刑事コジャック』。ついでに、能登時国家の歴史を、網野善彦の本でチェイと勉強。8時ごろに、再びうたた寝。日中は、昼寝ばかり。夜も、早々にウトウト。この三日間、寝てばかり。一年の睡眠を貪ったみたい。今年も、年賀状は29日かな。
24.12.23 Sun
仕事を終え、12時に事務所に戻る。午後は年賀状の宛名のチェック。夜はバタン、と眠り込む。珍しい、いくらでも寝ることができる。
24.12.22 Sat
8時半に事務所。ひと仕事をして、午後はオフ。疲れがどっと出たのか眠り込む。今日はここまで。
24.12.21 Fri
11時に日比谷の東京会館。13時半に事務所に戻り、14時に来客。15時に人形町の先輩の事務所。今日で今年の業務終了ということで、16時から打ち上げ。残念ながら、参加できず、再び事務所。19時過ぎに銀座。当然、某社主催の忘年会。22時に終了。飲むのも疲れます。
2412.20 Thu
御徒町での仕事を16時に終え、帰りはアメ横を通り抜ける。アメ横の雑踏に紛れるとやけに気が落ち着く。別に兇状旅の途中ではないのだが。17時に事務所に戻り、18時には下谷の隠れ家へ。19時半、ほろ酔い気分で事務所。どうも何かが切れたのか、21時に『万人力』で油そば。さらにカステラにシュークリーム。年に何日かこういう日がある。相当ストレスに押しつぶされている日か、相当うれしい日かに。
24.12.19 Wed
23時半に入谷の駅に着く。寒い寒い。熱いシャワーを浴び、飲んできたのに、またまた缶ビール。ついでにウイスキー。中国人民解放軍に関する本を読みながら、チーズに山椒をふりかけガブリ。体はアルコールを欲していないが、心が欲している。ってな映画のセリフを思い出しながらゴクリ。気がつけば25時半。さて、寝よう。
24.12.18 Tue
9時に事務所を出て、10時に西永福。12時半に秋葉原。15時に一旦事務所に戻り、所要を済ませ16時に神谷町。そのまま会食。21時過ぎに別室。ふぅぅ~。夜、腹這いになりながら『2013年の論点100』(文藝春秋)を読む。領土問題から医療まで、13のカテゴリーにわたり100論点。この種の編集の常なんだろうが、全体に流れる論点は、日本社会の爛熟から疲弊・腐敗へそしてどうするか。どうしたらいいんでしょうか。
24.12.17 Mon
選挙速報におつきあいした結果、ほぼ徹夜。眠い眠い。好き嫌いはあるが、コメントする立場でもないし、コメントできる力もない。これは選挙の話。未知の魅力が既知の失望へ。これはさる政党の話。
24.12.16 Sun
朝8時起床。少々二日酔。散歩、観劇、選挙、昼寝、選挙速報。気が付くと26時。結果は結果として、これでこの日本は変わるんだろうか。が、わが感想。なにを変えればならないのか、どう変わらねばならないのかは、政党の問題ではなく、個々人の政治的意思。しかし40年前と比べて、日本も変わったが私も変わった。
24.12.15 Sat
しこたま着込んで、夕方まで事務所で過ごす。すっかり風邪っ気が抜ける。17時に事務所を出て、上野でルノアールに立寄り、18時半に京橋『美々卯』でうどんすき。スタッフと家族の方とご一緒に事務所の忘年会。我がままで飲んでばかりのトップのもとで、この一年お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
24.12.14 Fri
朝起きて調子がいまいち。頭が痛いのは、能力を超えた案件のせい。鼻水がでるのは、風邪のせい。胃が痛いのは、飲み過ぎのせい。とにかく、年末特有の症状に見舞われながら8時に起床。今日は終日、事務室で事務作業。しかし、根っからの営業気質のせいなのか、事務所でジッとしてられない。体調が悪くても16時になるとそわそわする。17時には仕事を終え外出。20時に、チキンライスをたらふく食べて別室。
24.12.13 Thu
午前は市川。午後は北千住。夜は御茶ノ水。ご機嫌で23時半に入谷に戻る。実は、ここ数日腰が痛い。この体重を支えている腰椎には、本当にご苦労をかけている。別室で早々と大の字になり、腰をかばいながら天井を眺める。年の瀬か。
24.12.12 Wed
9時過ぎに事務所を出て、夕刻、秋葉原で韓国料理で会食。19時半に事務所に戻る。まるで糸のきれた凧のよう。別室で、今日購入した『飲食事典上下』、『阿含経典3』、『文明崩壊上下』をパラパラ。文庫本とはいえ、5冊で9,800円。読んで理解すれば、こんなに安いものはないが、毎日毎日これだけ飲んでいれば読む暇もない。ただ、枕もとで購入したばかりの本を一時間ばかり眺める楽しみは捨てがたい。時間単価9,800円か。
24.12.11 Tue
10時半に出かけ、14時に事務所に戻り、18時に再び出かけ、21時に事務所に戻る。シャワーを浴び、体を温める。なんだか食事に出かけるのも億劫になる。冷凍ピザをレンジで加熱し、文藝春秋創刊90周年記念号とビール、ウイスキー。沢木耕太郎の『キャパの十字架』がいい。
24.12.10 Mon
まれに、人生というものを知りつくしていると思われる人に出会うことがある。単なる市井の人なのだが、この人は人生というものを知りつくしている、と感服することがある。破産をしたとき、金はなくなった、とぽつりと語った姿に映画のシーンを重ねた。この方は、生きるということを知っている、そう思った。そして今日、小沢昭一が逝った。本人はどう思っていたのかは分からないが、生きることの達人の一人であった。もう一度、彼のハーモニカを聴きたい。だんだん道しるべがなくなっていく。合掌。
24.12.09 Sun
よくいわれていることですが、どこに行っても選挙の盛り上がりがない。なんなんでしょう、このしらけムード。あいつがダメ、こいつがダメではなく、俺はこれをしたいんだ、てな直球を聴きたいですな。いろんなときにいつも思うことがあります、こいつ逃げ場所つくって話をしとるなって。
24.12.08 Sat
007シリーズそのものは、ほとんど観ていないが、ダニエル・グレイグのボンドは必ず観に行く。彼の、あの悲しそうな、さみしそうな眼差しが何ともいえない。マーロン・ブロンド、ポールニューマンの眼に似ている。ということで、今日は完全オフ日で映画館。夜は早めに食事。ひと眠りしたあと、再び起きだし読書。Ipadで阿部次郎。高校時代が懐かしい。
24.12.07 Fri
朝のミーティングを終え、9時半に事務所を出る。12時にいったん事務所に戻るが、12時半に再び出て、次に戻ったのが23時過ぎ。本当に、毎日毎日ご苦労なことだ。このような生活は、胃と財布が丈夫でなければかなわない。たいした財布を持っているわけではないが。
24.12.06 Thu
さすが師走は忙しい。私のようなチンピラ先生でも、ジワジワと忙しくなる。しかも夜から。16時に出先から事務所に戻り、17時半に事務所を出る。18時に浅草。22時に事務所別室。バタリと倒れて、そのまま眠る。再び起きて26時。枕元にあった本を読み始める。読んでいて、恋愛小説であろうと、歴史小説であろうと、ミステリーであろうと、先ずは小説でなければならない、の言葉を思い出す。論文や評論じゃあるまいし、ましてや日記じゃあるまいし。人間不在の歴史小説なんてないだろう、と、読むのを辞める。何を読んでいたかは別にして。
24.12.05 Wed
だまして下さい言葉やさしく よろこばせて下さいあたたかい声で(永瀬清子)。問われた者は、どう応えたんだろうか。
24.12.04 Tue 慌ただしく午前が過ぎる。13時に来客。相続の相談。15時に西新宿。17時に事務所に戻る。毎日毎日慌ただしい。『どんな砂漠にもどこかに水の湧く場所はあるものだ』を道標に、18時半からの忘年会に出席のため恵比寿。21時に終わり、秋葉原の書店に立ち寄り、22時半に事務所。しかし、忘年会シーズンが始まる前に、すでにくたびれた胃。
24.12.03 Mon
出先から事務所に帰り、19時に六本木のテレ朝Umu。一般社団法人get in touchの設立レセプションパーティに出席。自閉症、ダウン症などの社会的弱者の方々とともに行動する団体。人は、必ず弱者になる。年老い、病に倒れ、健常な世界から遠退く日は必ずやってくる。でも、人であることに変わりない。社会が進化するとするならば、その成果は兵器の開発ではなく、このような繋がりが広がることであろう。ワインを少々飲み、ほろ酔い気分で22時に入谷。この時間はいつものダイニング・バー。23時に別室に戻り、ゴロリと横になる。いつの間にかウトウト。
24.12.02 Sun
当然のごとく二日酔い。胃が反乱。この時期、胃のことをかまっている暇はない。気力を振り絞り8時に起床。熱いシャワーを浴び、上野から秋葉原へ。ルノアールでモーニング。書店で専門書を購入し事務所へ。午後は、NHKオンディマンドでポアンカレ予想とベレルマンのドキュメンタリーを観る。姿を消した天才数学者。天才の孤独に、凡才の典型たる私がシンクロする。非凡な才能は孤独を求めてさまよう。夜は千葉に帰り、久しぶりに愛犬と戯れる。
24.12.01 Sat
10時まで布団でグズグズ。日中は、部屋の整理に書類整理に横山秀夫『64』。タクシーに乗り、18時に向島『水の登』へ。宴を終え、二次会・三次会。26時過ぎに入谷。師走か。