2016年
5月
01日
日
うなぎは、万葉の昔以前から食されていた。縄文の遺跡からその骨が出土されている。その昔は、筒切りにして串にさして焼いて食べていたたという。割いて食べるようになったのは江戸中期からである。さらに、丼になるのには明治を待たねばならず、重箱の入るのは昭和である。ここに至り鰻は高級料理になった。『串打ち三年、裂き八年、焼き一生』の世界ではあるが、うなぎはもう少し大衆的になってもよい。
2016年
4月
29日
金
先日、中学時代の同窓会が大阪で開催され、出席した。50年ぶりの再会は新鮮である。面影のある者ない者、等しく大阪のおっさんでありおばさんとなった。私の中学時代といえば、昭和38年(1963年)から昭和41年(1966年)。東京オリンピックが開催され、巨人・大鵬・卵焼きといわれ、舟木一夫や加山雄三の時代である。明るく、健康的な時代空気であった。中学時代という、ちょいと中途半端な年代であったが、まだまだガキの域を出ず、実に健康的な3年間を共有した、同窓会から一月。交わした名刺を眺め、50年は長い。
2016年
4月
29日
金
午後、戸越。事務所に戻り16時。ちょいとぞくぞくする。風邪気味。ということで、夜は早々に横になり深夜に起き、クリードを観る。ロッキー(シルベスター・スタローン)も歳をとったものだ。私もだが。
2016年
4月
26日
火
8時半に事務所を出て三軒茶屋。13時に事務所に戻る。気が付くと夕方。久しぶりに四川厨房。これまた、久しぶりに石焼麻婆豆腐。美味い。ここ一年で3代オーナーが変わった。味は良くなったかな。量は少なくなったけれど。夜は、東映ヤクザ映画の歴史『映画の奈落 完結編』(伊藤彰彦)。読みだしたらやめられない
2016年
4月
25日
月
朝早くから、原田芳雄主演の映画(DVD)を3作を観る。やさぐれ刑事(1976年)、われに撃つ用意あり(1990年)、反逆の旅(1976年)。さすがに疲れた。声といいセリフ回しといい、原田が切り開いた世界を打っている役者は多い。遺作は、『大鹿村騒動記』。平成23年に逝去。生きていれば76歳。渋い役者になっていたろう。
2016年
4月
23日
土
10時に東銀座。歌舞伎座の前を通る。11時半に秋葉原。AKB劇場の横を通る。いずれも日本が誇る文化コンテンツ。15時半に浅草。ここは、町全体が日本のコンテンツ。仕事を終えた16時過ぎには、2年ぶりの水口食堂でイリ豚を相手にビール。ランチが軽かったせいか、気が付くと緑茶ハイ。18時に入谷に戻ったときは、ほろ酔い。別室で、ゴロリと横になる。なんとなく充実を覚える一日。
2016年
4月
22日
金
人間が何を食べてきたかは、人骨のコラーゲンに含まれる炭素や窒素の重量の異なる同位体の組成から分析することができるらしい。これによると、現代人は縄文人に比較して、著しく食生活の幅が狭いらしい。自然環境の中で食を求める生活と、食を人為的に生産することのできる現代人の生活とでは、当然の結果といえよう。ということは、現代人は『自己家畜化』の道を歩んでいるといえる(ドイツ人類学会)。さて、家畜の見本のような体形の小生、これからの食生活をどう送るか、と飲みながら考えた。
2016年
4月
21日
木
昼は言問い通りの世話でネパール料理。セワとは、ネパール語で『お世話すること』という意味らしい。夜は、パソコンの整理。プリンターとスキャナーの設定。いずれも想像を超える機能。ない機能は使えないのか、必要のない機能はいらないのか、この考えが価格に反映するが、新たな機能を求めて技術革新は進んできた。昨日の開発は必要なことだが、私には使えない機能が多々ある。
2016年
4月
20日
水
事情があって、朝食と昼食を抜く。夜、空腹で、さて、考えた。何を食べようか。焼き魚。そう、焼き魚。ところがこの焼き魚、思い立って食べようかと思っても、なかなか食べるところが見つからない。外食産業で、もっとも作りにくく、また、人気のないのが焼き魚。で、食べたのがホッケ。大阪にいたころには、全く縁のなかったホッケ。初めて食べたのが、大手町に勤めていたころの30歳の時。ホッケの焼き魚定食をみて、この値段で、こんなに大きいのかと感動。35年前を思い出した。実にうまかった。
2016年
4月
19日
火
四面楚歌とは、敵中に全く孤立することを意味する。漢軍に包囲された楚の項羽が、漢軍が夜に歌った楚歌を聞いて、味方である楚人がことごとく韓軍にくだったものと勘違いした故事による。漢軍の将、韓信があえて歌わせた策略という。ときに項羽31歳。処は垓下。このとき項羽が愛人虞美人に歌った歌が『垓下の歌』。
力拔山兮氣蓋世(力は山を抜き、気は世を覆う)
時不利兮騅不逝(時利あらずして騅逝かず)
騅不逝兮可奈何(騅逝かざるを如何せん)
虞兮虞兮奈若何(虞や虞や汝を如何せん)
虞美人に対する思いもさることながら、愛馬『騅(すい)』への思いも心迫る。
2016年
4月
17日
日
チャールズ・ブロンソンと江頭2:50。当たり前のことだが、両者には全く関係がない。たまたま今日、『ウエスタン』と『江頭2:50ピーピーピー』のビデオをみたという、ただただそれだけ。『ウエスタン』は西部劇の名作。『江頭2:50ピーピーピー』は、江頭の伝説的なトークというかパフォーマンスが爆発した番組。およそこれほど品のない番組も珍しい。ブロンソンの重厚さ、江頭の突き抜けたような軽さ。心の休まる、けっこうな一日であった。
2016年
4月
17日
日
古代の人は、空を仰いで知った。太陽が昇りそして沈むことに、月が満ちそして欠けることに規則があることを。季節が変わりそしてまた巡ることに規則があることを。そして、想像した。この循環する規則にも、いずれ終わりが来ることを。ゾロアスター、ユダヤ、キリスト、イスラムの宗教における『最後の日(最後の審判)』である。阪神、新潟、東北、熊本と続く地震を経験するたびに、これが頭をよぎる。不謹慎だが。
2016年
4月
16日
土
仕事先から戻り16時。夕方は、久しぶりに四川厨房。4月から、またオーナーが変わったみたいだが、メニュー、価格、味は変わらない。20時過ぎに別室に戻り、ひと眠り、夜中に起き出し、パソコンのメールの整理。深夜、熊本地震の参事の報道を見る。狼少年になりたくないが、関東地方にもいずれ襲ってくることは違いない。自然と共存するのは難しい。
2016年
4月
15日
金
青森県の三内丸山遺跡は、縄文時代前期中頃から中期末葉の大規模集落跡で、一万年持続した集落である。農耕に頼らないこの定住性は、人類史の視点を転換させる発見といわれる。われら日本人は、縄文人と南方からやってきた弥生人が合わさった人種である。弥生時代の代表は吉野ケ里遺跡である。①唇を動かずに両目ともウインクができる、②くせ毛っぽい、③耳垢が湿っている、④両目とも二重まぶた、の特徴を持つと、縄文人のDNAの方が色濃く残っている現代日本人らしい。私には、くせ毛が確認できるほどの量がもやは残っていないが、くせ毛項目を含めて3項目が該当する。ウインクだけは、人生でその必要がなかったからか該当しない。私は、間違いなく縄文人の血が色濃い。そんなに狩猟型人生を送ったつもりはないが。
2016年
4月
14日
木
一昨日に引き続き、午後品川。港南口の、余りもの変貌に改めて目を見張る。なるほど、タワー・マンションの先駆け。私が東京に来た頃は、まだ埋立地のイメージでありました。仕事を終えて16時。上野に出て、入谷口スタシェーンでビール。なによりもここは、混雑店が多い上野にあって適度に空いている。事務所への帰りに、本屋に立ち寄り数冊購入。本日の拾いものは『シャーロック・ホームズの思考術』(マリア・コニコヴァ)。
2016年
4月
12日
火
気が付くと昼。慌てて品川に。会議を終え15時半。コーヒーをと思ったが、何処も満席。仕方なくアトレに入り4階。すべて横文字の店ばかり。ビールに味の違いはあるまいと、二人でビール。これがいけない。一杯だけのつもりが、だらだらと飲み続ける。こうして一日が終わる。
2016年
4月
10日
日
当然、今日は二日酔い。私の二日酔いも、ベテランの域を通り越して、達人の域にまで上り詰めている。極意は抵抗しないこと、抗わないことである。人生と向かい合う姿勢と同じ。ということで、終日静かに過ごす。
2016年
4月
10日
日
12時、銀座土風炉。学生時代の仲間5人と酒宴。昼の12時である。二次会三次会と続き、最後はカラオケ。19時半に解散。65歳か66歳。バカが5人集まると、こんなもんである。もちろん私は、いつものとおり本能で入谷に辿り着く。気が付くと深夜。
2016年
4月
07日
木
小雨。7時前に事務所を出て、昨日と同じく神奈川県の郊外。せっかくの丹沢山系が雨煙で見ることができない。仕事を終え、北千住に立ち寄り、入谷に戻ったのが21時。食事に出かけるのもおっくう。チーズやら何やらを、アルコールとともに胃に流しこむ。これで痩せないんだから、我が体は不思議だ。阪神の勝利を確認して布団に入る。
2016年
4月
06日
水
7時に事務所を出て、9時に神奈川県郊外。丹沢の山並みが美しく、空気が爽やか。が、仕事。夕刻、終わる。入谷への帰路、途中下車をして知人と会い食事。21時半に入谷に戻る。ゴロリと横になり、たまたま手に取った雑誌で、黙示文学について知る。仏と神と人間の世界、いや人間世界はいろいろとややこしい。
2016年
4月
06日
水
入谷地区には、歴史ある寺院が数多くある。その寺院には、必ずといっていいほど桜の木が植えてある。来客が帰った夕刻、ぶらりと散歩。満開。しばし花見。夜は四川厨房。あれっ、またオーナーが変わったのか。フロアーのスタッフが違う。別室に戻り、溜まった雑誌を読む。半年遅れの文藝春秋。これまた新鮮。鮮度が命の雑誌であるが、鮮度の落ちない情報もある。
2016年
4月
05日
火
日本に仏教が伝来したのは奈良時代。仏教が定着すると、それまでの日本の神々は、この仏教に帰依した。神々も、苦しみから逃れたく、仏に救済を求めたのである。と、いわれている。古事記なんぞの神様の係累をチャート化しようかなんと思っても、これはもう、早々にギブ・アップするしかないほど、日本の神々は複雑である。また、日本には在野の神様が至る所におわす。なるほど、八百万の神々を摂受・折伏する仏は偉大である。が、苦悩する日本の神々も愛おしい。遠いヤハウェより身近な神様。Gotではないけれど、その身近な神様にすがって生きていくのが、我々である。仏道で、解脱するのも、これまたしんどい。
2016年
4月
03日
日
とにかくよく飲む。飲む機会も多い。今日の昼は、地元北葉飯店。ビール付きランチ。2人でビールを4本。自宅に戻り、2時間ばかりの昼寝。夕方からまた飲み始める。とにかくよく飲む。また、飲み相手もいる。夜は『真田丸』。戦国ホームドラマ。なかなか面白い。
2016年
4月
03日
日
午前は通院。先日の胃カメラの検査結果とこれからの注意事項の指示を受ける。もっとも、病院の玄関を出たところでそのほとんどを忘れてしまった。歳のせいか、最近、物忘れがひどい。夜は、地元西千葉のみどりで宴会。自宅に戻ったのは21時ごろだろうか
2016年
4月
02日
土
9時に事務所を出て駒込へ。仕事を終え、昼に事務所に戻り、16時に北千住の銀座アスター。顧問先の社員総会に出席。中堅社員と語り、これからの会社はそして社会は、彼らが引っ張ってくことになると確信。我々はもう、ピッチに立つことはできない。19時に終わり、帰路の途中、書店に立ち寄り、吉本隆明全集第12巻を購入。巻頭に実朝論。それこそ、バタバタ、ガサガサと生きていた青春時代に読んだことを思い出す。何を言ってるのか未だによく理解できない吉本だが、彼の文学論と詩は、ガサついた気持ちに湿り気を与えてもらった記憶がある。