それぞれのお国事情を調べていると、イタリア、スペインのスローライフぶりが実に羨ましい。これは、食料の自給率が高いからだということに気がつく。スペイン語でアスタマニャーナといえば、また明日、という挨拶。進んで、明日にしよう、ということになる。明日できることは今日はしない、という法則ができあがる。また、ケセラセラ(なんとかなるさ)の法則も有名である。面倒なことは延期しても飢えることはない。ここがわが日本と異なる。明日の心配をしている人は、とにかく忙しない。もっともドイツの自給率も相当高いのだから、単に自給率が高いことがスローライフの理由ではないのだろが。