蒸留酒は、醸造酒を蒸留して作った酒。スピリッツ(spirit)ともいう。そんなことはどういでもいいのだが、何が異なるのかというと、アルコールの度数である。醸造酒のアルコール度数は16%~20%が限界であり、これ以上の濃度のアルコール作るため蒸留という技術が開発された。早い話、酒飲みがもっと濃い酒を、と求めた結果である。こういう気持ちが、痛いほど、異常なほどに私には理解できる。風味よりも刺激。ワインも日本酒も、蒸留すればするほど味がなくなる。が、高アルコール度数を口に入れた時の、舌の刺激、胃の刺激、脳に送られる刺激。これを求めて、今宵もスピリッツのロックをガブガブ。スピリッツといっても、芋焼酎であります。