今日は、帝王切開から暦の話。母体から切開で生まれるのになぜ『帝王』なのか。通説は、かのローマの皇帝カエサルがその母から切開で生まれたからという。で、そのカエサル、一年を365日と定め、ついでに4年に一度をうるう年とした。紀元前45年のことである。それまでは一年は355日であった。355日では、そのうち夏に雪が降る事態が生じるのである。この、ユリウス暦でも一年に11分の狂いが生じるため、1582年にローマ教皇グレゴリウス13世がグレゴリウス歴を制定した。ユリウス暦とグレゴリウス歴の相違は、wikiでお調べいただくとして、帝王切開といい一年365日といい、古代ローマ人の、いや人類の知恵はすごい。その後、知識は進化・累積しても人の知恵は進化しているとはいえない。別に、トランプ氏の記者会見を見て感じたわけではないが。