さて、一年の三分の一が終了。夕方、銀座に出かけ、雨のなか21時半に入谷に戻る。別室でゴロリ。最近はまっている『軍師官兵衛』をNHKオンディマンドで観る。黒田官兵衛孝高、武将にして茶人、ドン・シメオンというネームを持つクリスチャン。48歳のときに剃髪して『如水』と称する。身は毀誉褒貶の間にありといへども、心は水の如く清し。私は、48をはるかに超えたが、如水とはいきません。
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以下、司馬史観である。家康は、儒教を採用することによって日本人を四畳半の部屋に押し込めた。秀吉時代の大阪城では、大名達が昼から酒を飲み、庭のいたるところで放尿をしていた。極めて柄が悪く、ルールもマナーもなかった。そりゃぁ~、喧嘩(戦)に勝ってのし上がってきた連中である。時代の気風もそうだったのだろう。こ奴らをおとなしく従わせるには、武力だけではなく、儒教の教えも必要であると、家康は考え実行した。で、以来日本人の思考と生活は四畳半で物事を考えるようになった。さすが、司馬遼太郎先生。するどい。以下、小生の無用の見解。ところが、いまや日本人は四疊半どころか、さらに思考と行動が小さくなり、三畳の部屋に閉じこもって生活するようになった。てなことを、夕方からの会食で語った。
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出張先から18時半に戻り、20時過ぎに事務所スタッフと
四川厨房。21時半に食事を終え別室。昨日に引き続き池波正太郎の『人斬り半次郎』。西郷隆盛の写真は残っていない。が、体躯は大柄であったに違いない。彼が、ひょろ長い痩せた男であったなら、世の声望を一身に集められたか疑問である。その点、痩せている大久保は損をしている。うん、俺みたいなデブは得なんだ。と思っているうちに、いつの間にか夢のなか。
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5時に事務所。8時半に事務所を出て、仕事先から戻り、伝助Ⅳ号で千葉の海岸。潮風をたっぷり吸って自宅へ。少々、お疲れ。で、『人斬り半次郎』(池波正太郎)を読む。薩摩型快男児という型がある。同じ快男児でも、土佐型(坂本竜馬)、浪速型(八尾の朝吉)とチョイと異なる。頭が痛いとき、疲れているとき、その人物を思い浮かべると気分がさっぱりするという型である。天衣無縫、気宇壮大、気分爽快、地から3寸ほど浮いて生きているという型である。会って話をすると疲れが取れる。私の知っている薩摩型は、中学生時代の体育の教師であり、歴史上では桐野利秋である。この両人のことを思い浮かべると、疲れが飛んでいく。
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朝、小主仕事をし、10時半に伝助Ⅳ号で千葉へ。書店に立ち寄り、伝助にガソリンの補給と洗車。夕方、千葉に戻る。夜は、『未完の明治維新』(板野潤治)。私は、薩長嫌いのDNAの持ち主であるが、西郷と大久保と桐野の人物像には惚れ惚れする。享年は49歳、47歳、38歳と、いずれも若い。
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昨日の睡眠不足のせいなのか、元々そうなのか、体が重い。それでも、柄にもなく表参道の
オゼールで夜の会食。21時半に入谷に戻る。帰路に着くスタッフと出くわす。いやはや、申し訳ない。別室で、ゴロリと横になりながら、久保田万太郎の『広小路』というエッセイを読む。浅草広小路のことである。東京は、関東大震災で江戸の景色が消滅したが、明治の浅草の風情を味わって、一日の終わり。
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別室に戻り23時。今週は、月曜日の
こうやから始まり夜は皆勤。疲れた胃袋にはライトな読み物を。ということで、『ワニを消火栓につないではならない』をアメリカ・ミシガン州の州法に定められている、なんてことを紹介している本を読みながらスヤスヤ。
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午前は上野の顧問先。午後は来客。15時に事務所を出て、17時に根津の
はん亭。少々込み入った話をしながら串揚げ。入谷に戻りニュースを観ると、オバマくんが
すきやばし次郎。なんで銀座。もっと、いい街があるのに。浅草には、安くていい店があるよ安倍くん。せっかく日本を味わってもらうなら、ヨッ大統領!!、って声のかかる下町に、本物の大統領を案内して欲しかったな。
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10時に事務所を出て、10時半に東銀座。11時半にヨドバシアキバ。パソコン用品を購入し、ルノアールでモーニングサービスのサンドイッチ。台東区の登記所に立ち寄り、13時半に事務所。少々仕事をし、18時に
東天紅。我が業界団体の集まり。どうも、私はこういう団体行動が苦手。が、宴席は大好き。ということで参加。ビールと紹興酒をたっぷりといただき、久しぶりに、不忍通りから言問い通りを通って21時に入谷。事務所にたどり着く直前に言問い通りの某所に引っかり、別室に22時。夜中に食べる
えびせんべいが美味い。
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いつものことであるが、月曜日は慌ただしい。11時に来客。気がつくと昼。ヨドバシアキバに出かけ、13時過ぎに事務所。あっという間に15時。四谷に出かけ新道通り
ジョヴァンニへ。17時には
こうや。大
人のポテトサラダなんぞでビールやらハイボールやらをグビグビ。そして
ワンタン麺。18時半には入谷の事務所。本日の業務はこれにて打ち止め。別室で、再びグビグビ。そして一日が終わる。
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朝6時、千葉の自宅。書斎で過ごす。明暦の大火と江戸の都市政策についてチョイと調べ、
エドワード・ノートンと
ジョン・キューザックに
マット・デイモンを観る。これに
ライアン・ゴズリングと
コリン・ファレルを加えれば、我輩の今のベスト・ファイブ。映画館での長時間の不動姿勢が身に堪えるので、最近はもっぱらビデオ。しかし、一日3本は少々お疲れ。夕方は、関東地方の昔の地形を調べているうちに、現存する最古の日本地図(
行基図)を発見。当時における上総と下総の観念的位置関係を知る。なぜ「上」であり「下」なのか。夜は、愛犬と戯れる。我が愛犬は、我輩よりもおそらく愚かである。
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東京の人にとって馴染みの薄い琵琶湖であるが、上方人にとって琵琶湖は最も身近な海である。浜名湖が遠い海なら琵琶湖は近い海である。遠江(とおとうみ)と近江(おうみ)である。週刊朝日に、昭和46年1月1日号から連載された司馬遼太郎の『街道をゆく』は『湖西のみち』から始まる。湖西は、琵琶湖の西にある。大阪にいた頃の私は、この湖西の街を幾度か訪れている。叡山にである。そして、近江今津の縁者の家の泊まる。最後に訪れたのは40数年前。『街道をゆく』の連載が始まり、司馬遼が湖西を歩いたであろうころである。今も、琵琶湖の近くまで行くことは度々ある。が、そこまで足を延ばす余裕がない。だから分からないが、おそらく琵琶湖も観光化が進んでいるだろう。であっても湖西は、湖東の賑やかさに比べ、とくに湖北にかけての街道は、おそらく今もさびしい。このさびしさは残したい。歳なんだろうか、今後はこのさびしさを楽しみたい。
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今日は、ME問題に鑑み、事務所のパソコンを入れ替える。9時半に始まり15時半に終わる。その間、邪魔をしないようにあちらこちらをウロウロ。所用があって、18時には伝助Ⅳ号。しばし伝助を走らせる。得手ではないが、たまのドライブは気晴らし。
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10時半に来客。13時に来客。15時に来客。17時、来客と
たむら。20時に別室。
らっきょう飴を舐めながら新橋の御茶屋の歴史。新喜楽、金田中と今も残る御茶屋。田中家、米田中、山口、峰龍、錦水という今は無き名店。水商売だなぁ~。盛衰は時とともにだが、柳橋という栄華を誇った花街がなくなり、新橋から名だたる御茶屋が失せる。仇花は、失せるから歴史に残る。下手に残れば、時代遅れと邪魔にされる。老舗は、常に変化するから老舗として生き残る。少々酔ったかな。
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9時に来客。15年ぶりの再会。午後は中延。相続関係の相談。16時に事務所。17時過ぎにはガス欠。そうだ、今日は昼を抜いた。食事を終え、別室に戻り19時。そのまま畳にスライディング。そういえば昨夜は睡眠を抜いた。しばしうたた寝。夜半に起きだし、新橋花柳界の歴史を学ぶ。新橋演舞場が、新橋芸者が玉代を積み立てた建築資金をもとに建てられた。新喜楽、金田中、米村、松山、やま弥、吉兆、小すがなんぞの料亭とともに
新橋芸者も健在。今年の東をどりは5月の24日から4日間。一見さんお断りの料亭の弁当を求めることができる。その値段6,000円。でも、なんだか
三越の弁当が食べたくなった。
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9時半に東銀座。10時半に赤坂見附。14時に小田急相模原。16時半に上野。17時過ぎには御徒町の
肉の大山で会食。入谷に戻りゴロリ。私が産まれたのが昭和26年。今年は平成26年。何の関連性もないが、私が産まれた年の9月に黒沢明監督の『羅生門』がヴェネチア国際映画祭グランプリを受賞した。それまで、わけがわからん、と酷評だった作品がブレイクした。受賞により自信を得た日本映画界は、その後優れた映像文化を生み出していく。さて、今年は何を生み出すのだろうか。
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月曜日は慌ただしい。来客が帰るともう夕方。軽く食事を終えほろ酔い気分。一昨日といい、昨日といい、昼から飲んでいた胃袋には、ちょうどいい気分。こんな日は、おとなしくしているに限る。夜は、日本(ヒノモト)からニホン、そして昭和9年3月22日、文部省国語調査会において国号を『ニッポン』と定めた。なんて本を読みながら寝る。
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朝4時、少々頭が痛い。二日酔い気味。伝助Ⅳ号で千葉へ。シャワーを浴び、町内会。昼は、
北葉飯店。私が、この地に住んで38年。その13年も前から営業している地元の名店。主も女将さんも、そして客である私も、ずいぶんと歳をとった。餃子に肉炒めにビール。自宅に帰り、阪神:巨人戦を見ながら昼寝。阪神3連勝。強いんだか弱いんだかの阪神。これだから阪神ファンは止められない。夜は、『死は前よりしも来らず、かねて後ろより迫れり』(徒然草)の世界を鑑賞。
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午前は、事務所の打ち合わせ。午後は、上野公園噴水前のイベントに参加。多数のテント店舗の出店に、なぜか税理士会のブース。観光客には、我がブースは目に入らない。ほとんどが素通り。つくねんとただ所在なげに座っているのも、切なかろうと、目前のブースからハイボール、どこからか餃子、牛筋煮込み、精養軒のカツサンド、牛小腸焼きなどが調達され、税理士会ブースは居酒屋状態。というか、我れひとり居酒屋。帰りは、上野駅の
ザ・ガーデンに立ち寄り、日本産牛モツ煮込みパック、フランス産チーズ、アメリカ産スパム、ノルウェー産オイルサーディン、イタリア産ソルト・クラッカーを購入。国際色豊かなレジ袋をぶら下げて入谷。もちろん、今度は本当のひとり居酒屋。で、酔いつぶれる。閑話休題。それまで200円だった京葉道路の料金が、この1日から250円。黙っているには余りにも理不尽な。
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9時半に事務所を出て、10時半に市川。13時半に西新宿。15時に渋谷。16時過ぎに事務所。18時にはガス欠。
四川厨房へ。キンドルで購入した文藝春秋5月号を読みながら、ノートを拡げホッピーをグイグイ。ここはもう、私の書斎兼用の賄い処。別室に戻り、キンドルを、読み続けるうちに夜も酔いも深まる。開幕3連戦で、今年はもう諦めた阪神。しかし気になる。ネットで調べ、なんと、今日は巨人相手に勝っとるではないか。しかもかなり引き締まった勝ち方。なんだか今年も、阪神は阪神らしい一年を送りそう。ということは、こちらも阪神ファンらしい一年を覚悟しなければ。
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夕方、上野アトレ明正堂で
『殺人犯はそこにいる』を購入し
大山へ。メガ酎ハイを片手に、肉をほうばりながら購入した本を読み始める。例の
足利事件。事実を追い求めるジャーナリストの執念に引き込まれる。入谷に戻っても、腹ばいになりながら読み続け、いつのまにか夢のなか。
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聖書を読んでいて、いつも思う。やっぱり俺はクリスチャンになれん、と。信じる信じないではなく、私は、神とこんな約束はできない。つぎに、なぜキリスト教がこんなに強大な世界宗教になったのか、と。やはりパウロやペトロの布教活動に凄みがあったのだろうが、パウロは生きているイエスとは会っていない。直接の教えは受けていない。で、なぜこうもイエスの言葉を信じたんだろうか、と。ひょっとしたら、生身のイエスは人間としても、相当魅力があったのかもしれない。
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吉川英治『黒田如水』を読んでいて、なるほど面白い。ついでに坂口安吾の『黒田如水』もパラパラとめくる。こっちも面白い。東海林さだお『東京プチプチ日記』も、檀一雄『檀流クッキング』も。ということで、北千住の
銀座アスターでの食事を終え入谷に戻り読書三昧。いやはや、たいへん結構な夜でした。
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終日、事務室で書類の作成。18時半にはガス欠。
四川厨房へ。19時半に別室。春だなぁ~、眠い眠い。孟浩然は暁に眠さを読んだが、夜だって春は眠い。
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時任謙作という人物がいる。俳優ではない。『暗夜行路』の主人公である。作者は志賀直哉。小説の神様といわれている。教科書では『城崎にて』を読まされる。自宅書斎の書棚の奥深くから『暗夜行路』がでてきた。ボロボロ。で、懐かしくパラパラと読む。なぜ小説の神様なのか、と思いながら。散文のような削ぎたった文章で、しかし情景が伝わる。さすが、文章が巧いや、と、納得したのだが、なぜ神様なのか分からない。文章が巧ければ、文章の神様で終わるだろうに、と、まだ神様の神様たる所以が私には分からない。志賀直哉のあとは、ニコラス・ケイジとコリン・ファレル。ニコラスは作品に恵まれない役者だな、と独り言。夜は、愛犬と過ごす。
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5時に起床。まるで電気製品のような伝助Ⅳ号に乗る。なにかとバタバタと忙しい男である。この私のことだが。夜は、自宅近くの東南アジア料理
バグースで夕食。自宅に戻りバタン。確か、21時であったと思う。少々お疲れか。
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9時半、東駒形の顧問先。役員会で資料を説明。11時に東銀座。事務所に戻り、15時半から打ち合わせ。17時に、豪雨のなか吾妻橋にある例の
オブジェの
フラムドールへ。顧問先の懇親会に出席。19時に終わり、浅草のカラオケ・スナック。歌っている間に、音程は外れる、画面の歌詞に間に合わない、体は揺れる、と酩酊状態。それでもメゲないのが酔っぱらいの特権。車で入谷に戻り、気がつくと別室で大の字。天下は揺らぐことなく泰平である。
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10時に某警察署。別に、取り調べを受けたわけでない。話を終え、小雨降るなか、満開の桜をみる。そういえば、一昨日の霊園の桜も満開だった。都会に季節感がないのではなく、生き方の余裕のなさが、生活から季節感を奪い取っているのかもしれない。15時に銀座。仕事を終え、事務所に戻り16時半。17時半にはぐったり。そういえば、昨夜はほとんど寝ていない。外は雨。食事に出かけるのも面倒。別室で、なにやらと口にし、ふとテレビをつけると、恋の季節、夜明けのスキャットなどの懐かしい昭和の歌の特集。40年以上も前の調べに聞き入りながらウトウト。
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午後、伝助Ⅲ号を見送りⅣ号を迎え入れる。Ⅲ号よ、3年間ありがとう。最後の一年は、ボロボロにしてしまってごめん。夕方、東京タワーへ。さる
イベントに参加。帰りは、帝劇地下の
ディンドンで食事。入谷に戻り22時。バタバタとして新年度が始まった。これからは、速度や強度、進歩という言葉よりも、価値という言葉を大事にしていこう。
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今日は、9時半から告別式。火葬、初七日を終える、喪主は12歳の年上だが、40年来のお付き合い。ともに酒に強くよくご一緒した。いま一人の40年来の付き合いの方と3人で、お互い歳を重ね、今度は俺たちの番だな、と冗談。いやいや、まだまだ長くお付き合いしたい。陽はまだ高い。でも、酔いは深い。
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